第1回よくするプロジェクト

これは、ある企業から委託を受けた人事制度改革の一環として実施するもの。

まずは社員の生の声を聞く必要があると考え、当プロジェクトを提案したのだ。

メンバーは強制でなく、完全に有志として募集したため、どれくらい集まるか不安だったが、フタを開ければ予想を上回まった。

グループごとに分かれてもらい、簡単なアイスブレイクの後、テーマに沿ってディスカッションしてもらった。

テーマは「モチベーション」について。

どんなときにモチベーションが上がるか・下がるか、そしてモチベーションを高めるためのアイデアや改善提案についてだ。

最初は緊張したり、おちゃらけたりしていたメンバーもいたが、次第に要領を得てきたようで、少しずつ雰囲気が和み、対話が弾んでいった。

特に各グループごとに発表してもらっているときは、皆真剣にうなずきながら聴いていた。

共感した瞬間だ。

たまにグループを廻って、メンバーと直接意見交換したが、私はあくまでもファシリテータ。進行役に努めた。

言いたいことがあっても、決して結論めいたことを言ってはいけない。

すぐに何でも言いたがる自分には、結構つらい役目なのだ(笑)

終わってみれば、実にいろいろな意見や要望が出た。

会社として、全てに対応することは難しいが、可能なものはすぐアクションに移したい。

そうすることで、当プロジェクトの意義や効果が一層増す。

多くの参加者から「いろんな部署の意見が聴け良かった」旨の意見を得た。

第2回目の当プロジェクトは、今回の内容を受けて管理職に対して開催する予定だ。まだまだ始まったばかり。これから本番だ。