先日東京出張の折、六本木にあるソウルバー「george's(ジョージス)」へ行ってきました。
実はこのお店、日本一古いソウルバーです。創業が1964年、何と47年の歴史というから驚きです。
やっとの思いでたどり着き、お店の扉を開けると…
壁や天井、至る所に貼られたミュージシャンの写真やポスターが目に飛び込んできます。洋楽好きな私の心を一瞬で虜にさせます。
店内はカウンターだけで思ったほど広くありません。少し薄暗く落ち着いた雰囲気です。
お店の方とお客さんへの挨拶もそこそこに店内を物色。よ~く見るとサインがいたるところに書いてあります。
そして何と言っても扉の脇にあるジュークボックス。昔のまま、しかも現役です。曲は60年代のソウルが中心。60年代は、ディスコ系になる前の心地いいソウルが聴けた古き良き時代です。
驚いたことに店内にかかる音源はよくあるCDや有線でなく、基本全てこのボックスからとのこと。
私もリクエストしてみることに。100円を入れ2曲選びます。時代を感じさせる四角い選曲ボタンをガチャガチャと押すのですが、その“抵抗感”がたまりません。しばらくするとボックス内でシングルレコードがセレクトされ、プレイヤーにセットされます。
セレクトしたのはサム・クック^^ しぶいスピーカーと相まって、アナログチックな重厚な音を聴かせます。
あとはお酒を飲みながら皆さんと終始ご歓談。色んな逸話や伝説に驚きっぱなしでした。
1つだけ披露しますと、60年代のベトナム戦争当時、徴兵されたお店の常連だった黒人達は、もう日本(ジョージス)へ帰ってこれないかもしれないとの思いで、旅立つ前に$紙幣とレコードを形見としてこのお店に置いていったそうです。それが故にソウルバーになったとのこと。ちなみに当時の$紙幣は壁に大切に飾られています。
来店したミュージシャンも凄いの一言。
ストーンズ、レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウン、オーティス・レディング(!)、ビリー・ジョエル、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン…正直信じられません!(しかも突然やってくるケースもあるそう)
こんな凄い店が日本にあるとは。参りました。
サム・クック、私の大好きなソウルシンガーです。
静岡市の就業規則のトモノ社労士事務所
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