企業の社会保険料負担

震災で被害を受けた企業の社会保険料(事業主負担)が、1年免除されることとなりそうです。

そこで今回は、社会保険料の事業主負担がどれくらいなのかまとめてみます。(今日時点)

 

・労災保険 0.3~10.3%(業種により異なる)

・雇用保険 0.95~1.15%(業種によりことなる)

・健康保険 4.715%(本県協会けんぽの場合)

・厚生年金 8.029%

・介護保険 0.755%(40歳以上)

・児童手当拠出金 0.13%

 

合計 14.124%~

 

おおよその給与や賞与に、上の保険料がかかってきます。年収400万の従業員ですと、年間で約59万の社会保険料が事業主負担として生じます。(ちなみに従業員負担は13%強~14%強)

 

なお厚生年金は、平成29年まで毎年9月に0.354%(事業主負担は0.177%)ずつ上がり、平成29年には18.3%(同9.15%)となります。

他の保険料率も最近はコロコロ変わります。

 

社会保険料は、企業にとっては無視できない金額(コスト)であり、一方で福利厚生という面もあります。

また全ての従業員が社会保険の対象となるわけではなく(労災除く)、対象となるか否かは細かな条件があります。

 

特に人を採用する場合や労働条件を変更する場合は、社会保険について事前によく考えておくことが必要です。


静岡市の就業規則のトモノ社労士事務所では、社会保険料のシミュレーション(無料)や抑制のアドバイス、社会保険の手続き等、社会保険に関するさまざまなサポートをしております。お気軽にお問い合わせ下さい。