年金改革の厚労省原案(概要)が明らかになりましたね。
このうち、パートへの厚生年金の適用拡大について一案として出されました。
現在、厚生年金の加入条件は「原則週30時間以上」働く場合です。
従って、通常正社員が加入することになります。
今回の案では「週20時間以上、31日以上雇用されること」となっています。パートだからといって必ずしも加入とは限りませんが、例えば、日々4時間、週5日働くパートは加入対象となります。
この案が通れば、企業にとってパートの働かせ方・人件費の見直しが迫られるのは必至でしょう。
ちなみにこの加入条件案は、現在の雇用保険の加入条件と同じです。
他方で、専業主婦ら(第3号被保険者)からも保険料を徴収する案が出ています。
そうなると…(夫に扶養される)パートでも、労働時間が週20時間未満に抑えられ(厚生年金に未加入とされ)つつも、別途保険料を徴収される、というケースが出てくる可能性があります。
収入が減って保険料が徴収される、パートにとっては厳しい原案です。(当然、将来の年金額には+されますが…)
静岡市の就業規則のトモノ社労士事務所
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