パートや有期社員をもっと活用したい、優秀な社員を正社員へ登用したいなどとお考えの企業にお勧めの助成金の情報です。
この助成金は「均衡待遇・正社員化推進奨励金」といい、今まであった「中小企業雇用安定化奨励金」と「短時間労働者均衡待遇推進等助成金」を統合したものです。
以下の5種類あります。
①正社員転換制度
パート等を正社員へ転換する試験制度を設け実際に転換者が出た場合、その企業へ40~30万円が支給されます。2人目以降も20~15万円出ます。
②共通処遇制度
パート等に対して正社員と共通の処遇制度(評価・資格制度)を設け、実際に適用者が出た場合、その企業へ60~50万円支給されます。
③共通教育訓練制度
パート等に対して、正社員と共通のカリキュラム内容と時間による教育訓練制度を設け、10~30人に実施・修了させた場合、その企業へ40~30万円支給されます。
④短時間正社員制度
短時間正社員制度を設け、実際に利用者が出た場合、その企業へ40~30万円支給されます。2~10人目は20~15万円です。
⑤健康診断制度
パート等に対する健診制度を導入し、実際に延べ4人以上実施した場合、その企業へ40~30万円支給されます。
いかがでしたか、何か活用できそうな助成金はありましたか?
支給条件はいろいろありますが、いずれも労働協約か就業規則に定めることが必要です。(詳細はコチラを)
いわゆる非正規社員と呼ばれる人々も、企業にとっては大切な社員であり戦力であることに変わりません。
そのような人々をいかに動機づけられるかは、人的マネジメントの大きなポイントです。そのためにも上手に賢く助成金を利用しましょう。
ちなみに雇用保険絡みの助成金ですから返済は一切不要、利用しないと損です。(但し、決して助成金が最終目的とならぬようご注意を!)
静岡市の就業規則のトモノ社労士事務所では、助成金を活用した就業規則の作成や労務管理提案もしております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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