先日ある方から質問されました。
「労務管理の本で何かお勧めってあります?それもなるべく実務的で分かりやすいやつ」
…少し考えて、右の本を紹介しました。
これはタイトル通り箇条書きで書かれていて、非常に読みやすく分かりやすい。
実務で出てくる「ちょっとした疑問」について、いろいろ教えてくれます。(世の中教科書みたいな本はたくさんあれど、こういう本ってなかなかない)
購入してからもう7年ほど経ちますが、今だ参考にしています。(残念ながら改訂版は出てないようですが)
我々専門家は情報収集が言ってみれば「仕入れ」。そのためには本を読むことは欠かせません。
本の良いところは「体系的」に情報を把握・整理できるところ。 専門家とは、いかに総合的見地から最適なアドバイスができるかだと思っています。
例えば「定年後の再雇用」。(このテーマ、往々にして労働者本人の年金や給与等の”お金”の話が先行する)
年金や社会保険、雇用保険の各仕組みを熟知していることは当然として、例えば年金全額受給を選択すればその他の要素にどう影響するか、或いはそれを基にした働かせ方が企業へどのような影響・効果を及ぼすか。(ある意味これが一番重要)
金銭的な損得勘定だけでなく、もっと広い見地からアドバイスすることが必要なのです。
社労士受験生用の市販の分厚いテキストも、体系的にまとまっていて案外使えます。
私は、7年ほど前に購入した市販テキストを今だたまに使ったりします。表紙が擦り切れて超ボロボロですが、どこに何が書いてあるかすぐ分かるのもいい。
(当時一生懸命これで勉強した思い入れもあり、なかなか捨てられないというのもあるのですが、さすがにその間いくつか法改正があった為、実は数年前に買い直しました^^)
一方、ネットからの情報は「断片的」です。それだけで判断すると危険です。ですからあくまで補足情報として捉えています。
また「陳腐化」している恐れもあり要注意です。
100冊読んで自分にとってバイブルになり得る本は1冊くらい。
実はそのバイブルに出会いたいが故、読んでいたりします^^
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