先日、創業仲間の講演を聴きに行きました。
テーマは「事業運営を向上するためのKAIZEN技術とKAIZEN活動の進め方」
(今やKAIZENとは国際語らしいです)
講師は、大手メーカーで工場管理をされていた方です。
主にQCサークルと5Sについてのお話でした。
QCサークルとは、ごく簡単に言えば、数名でグループを作り計画的に職場の改善に取り組む活動のことです。
5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」のことで、これらの向上・実現に取り組む活動のことです。
今までは「工場生産管理での話」という認識だったのですが、現在は違ってきているようです。
それらのノウハウをサービス産業(の生産性向上)へ活かそうという動きが出てきているのです。
例えばクリーニング店。
セーターなどの季節商品を、顧客から持ち込まれた都度クリーニングしていては稼働率が低いままです。
そこで、シーズンが到来するまで店で長期預かるサービスが出てきています。
そうすることで、季節商品が大量に集まった時点でクリーニングすることができ、クリーニングの稼働率を平準化できます。
顧客も自宅で保管するスペース、手間が省けます。
このように「(商品や仕入れを)長期預かる」発想やノウハウは、工場では以前から当たり前のことだったのですが、それらを活かしたサービス業でのビジネスモデルが出てきているのです。
またQCサークルや5S活動は、社員の動機づけや人材育成にも十分活用できます。
チームのコミュニケーションを促したり、職場や業務改善について自ら考えることを促すことが可能です。
優秀なチームや社員を表彰することもポイントです。
「KAIZEN」とは、もはや工場だけに限ったマネジメントではないのです。
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