QCや5Sによる生産性向上と人材育成

先日、創業仲間の講演を聴きに行きました。 

会場は久しぶりの沼津でした。雨模様。
会場は久しぶりの沼津でした。雨模様。
狩野川付近の桜が満開。
狩野川付近の桜が満開。

テーマは「事業運営を向上するためのKAIZEN技術とKAIZEN活動の進め方」

(今やKAIZENとは国際語らしいです)

講師は、大手メーカーで工場管理をされていた方です。

 

主にQCサークルと5Sについてのお話でした。

QCサークルとは、ごく簡単に言えば、数名でグループを作り計画的に職場の改善に取り組む活動のことです。

5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」のことで、これらの向上・実現に取り組む活動のことです。

 

今までは「工場生産管理での話」という認識だったのですが、現在は違ってきているようです。

それらのノウハウをサービス産業(の生産性向上)へ活かそうという動きが出てきているのです。

 

例えばクリーニング店。

セーターなどの季節商品を、顧客から持ち込まれた都度クリーニングしていては稼働率が低いままです。

そこで、シーズンが到来するまで店で長期預かるサービスが出てきています。

そうすることで、季節商品が大量に集まった時点でクリーニングすることができ、クリーニングの稼働率を平準化できます。

顧客も自宅で保管するスペース、手間が省けます。

 

このように「(商品や仕入れを)長期預かる」発想やノウハウは、工場では以前から当たり前のことだったのですが、それらを活かしたサービス業でのビジネスモデルが出てきているのです。

 

 

またQCサークルや5S活動は、社員の動機づけや人材育成にも十分活用できます。

チームのコミュニケーションを促したり、職場や業務改善について自ら考えることを促すことが可能です。

優秀なチームや社員を表彰することもポイントです。

 

 

「KAIZEN」とは、もはや工場だけに限ったマネジメントではないのです。


人材育成という観点から中小企業をサポートする

              提案できる社労士!トモノ社労士事務所

               静岡市駿河区西脇454-2-209

            電話054-202-0385