ご存じ、スタバの本のご紹介。
私は時々、仕事でスタバを利用するのですが、他店(ドトールやタリーズ等)と決定的に違うと感じる点があります。
それは「ゆとりあるスペース」と「ゆったりとしたソファ」^^
なぜこのような「作り」になっているのか?その理由がこの本で分かりました。
それは、スタバはくつろぎの空間「サードプレイス」にこだわっているからなんです。
また以前、私がスタバで仕事をしていると、パートナー(店員のこと。スタバではこう呼ぶらしい)が「試飲をどうぞ」と言って新商品を差し出してきたことがありました。
その時は驚いたのですが、その「ホスピタリティ精神」もこの本を読めば納得です。
スタバでは入社後80時間にもおよぶ新人研修が、正規・非正規関係なくあり、そこでホスピタリティ精神を身につけます。
マニュアルは特にありません。しかし行動指針である「クレド」があります。パートナーはそのクレドを意識してホスピタリティを提供しているのです。
このあたりは、コアヴァリュー(クレドのようなもの)を基に社員が自らの判断でサービスを提供している「ザッポス」に似ています。
スタバは他店より料金が高いのですが、その分ホスピタリティにより顧客に還元しているのです。
正社員の離職率が8%というのも驚きです。
これは、人材育成の仕組みが整っているためでしょう。
バリスタとして経験を積んだ後はシフトスーパーバイザーへ。その後もアシスタントマネージャー、ストアマネージャーへとキャリアアップ可能です。
パートから契約社員、そして正社員登用の仕組みもあります。
やっぱり人材育成には仕組みが必要なんだよなぁ。
ご存じの通り、スタバには自分で好きなようにトッピングできる「カスタマイズ」があります。
これって言ってみれば「セルフサービス」のことですが、スタバではセルフとは決して呼びません。要は「見せ方」の問題。
でもカスタマイズによって顧客は満足し、スタッフは手間が省けるのですから、実にうまいやり方・見せ方です。
ブランディングについても感心。
スタバは「ブランド経営は生涯の仕事」とし、おしゃれなロゴを作り、予算をかけてイメージを高めるブランディングを否定しています。うん、確かに。
またスタバは、社会貢献活動も昔から積極的に展開しています。
コーヒー生産地への貢献や環境への取り組み、コミュニティへの貢献など。
これからの時代、このような活動は企業価値を高める上で必須ですよね。
スタバのビジネス手法は、ヒントがいっぱい詰まっています。是非参考にしたいものです。
でもその前に、思い切ってカスタマイズに挑戦してみようかな…
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
静岡市駿河区西脇454-2-209
電話054-202-0385
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ピンパォン (木曜日, 08 11月 2012 16:09)
自分が先日書き込みしたからですか??スタバについて語っていただき、ありがとうございます^^
やっぱり相当やり方徹底しないと、あんなに居心地いい空間なんて作れないですよねえ。どこの店舗に行っても、ゆったりした同じような雰囲気だし、金・土の夜飲んだ後に行っても、間違いなく席埋まっちゃってるし。
「なんで他のお店はスタバみたいな雰囲気にしないんだろう?」って思うことがよくありますが、もともとカフェってそんなに儲かるわけじゃないだろうし(失礼?)、相当きっちりした基盤作りしないとああはならないんでしょうねえ。
自分も機会があれば、読んでみます^^
tomono (金曜日, 09 11月 2012 11:15)
そう、飲食店は儲けを出すのが難しいですよね。
人件費と家賃でかなりもっていかれます。ですから、いかにリピート率と客単価を上げるかに悩んでます。
その点、スタバはサービスの質と居心地の良さで客単価を高く維持することに成功していますよね。
そしてそのサービスは、行動指針を基にあくまでもスタッフの裁量に任せている。
スタバの経営理念をちゃんと浸透させ、うまく動機づけを図っているということです。
これらが互いに機能・循環し合っている点が、ビジネスとして非常に参考になりますし、スタバが人気がある秘訣だと思います。
ちなみにスタバの本はたくさんありますよ。
どれでも良いと思います。スタバファンのピンパォンさん、是非一読してみてください^^