先週、ちょっと変わったセミナーを受講してきました。
企業の人事担当者が現役の大学生とのワークショップを通じて、新卒採用における「リクルート力」を向上しようというもの。(右新聞)
まず机を囲んで学生と企業が自己紹介。私は、静大と英和学院の女学生と一緒のグループでした。
次に昨今の学生の傾向を知るためのいくつかの質問を、ファシリテーター(ジョブエールの松本さん)が学生に投げかけていきます。
まぁおおよそ予想通りだったのですが、中には意外な反応も。
例えば「グループディスカッション(以下GD)は選考として相応しい?」では意外に「NO」の反応が。もっと個人を見て欲しいらしい。
私が企業で新卒採用をしていたころはGDを重視してましたが、それは「受容」(相手の意見を尊重しつつ自分の意見を主張)をみるため。GDは組織の中の個人を見るためのものなんだけどなぁ。
あと「内定後、研修や課題を課せられたくない?」でも意外と「NO」が多かったです。
私は、残りの学生生活を充実させた方がよほど価値があると思いますがね。
それにしても選ばれし学生だったのだと思いますが、皆さん立派にお答えになる。(立派過ぎてちょっと引く場面もあったりして)
後半は実際に面接のロープレを皆の前でやることに。
面接は「知りたいことを意図した質問で、いかに学生の答えを引き出せるか」がポイントです。
「どうか当たりませんように」と願ったのも空しく、最後の最後にご指名を受けてしまった。
面接では、学生の「ギターが趣味」との答えにギター好きの私は思わず「いいねぇ~私も!」ってつい調子に乗ってしまった…面接はいつやっても難しいです。
セミナー後は軽く懇親会。
学生や企業人事の方と意見交換。やはり学生は社労士など知る由もなく、まだまだ(業界も含めて)努力不足だと痛感。
そして懇親会も終盤に近づき、最後の締めの一言にまたまたご指名を受けてしまった。(なぜ故!?)
そこで私は「本当にやりたいことを見つけるためには、社会と関わっていること、いろんな人と出会うことが大切です。どうぞ恐れないでください。本当にやりたいことを見つけるのはこれからです。」
などと偉そうに自分の職業観を熱く語ってしまった。(別にアルコールが入っていたわけじゃないけどね)
でもたまには学生と交流するって新鮮でいいですね。いい経験でした。
それにしても、なんで社労士のあんたがこのようなセミナーに出たのかって?
実は当所もそろそろ新卒でも採ろうかと思いまして…というのは真っ赤な嘘で、それはトレンドを知るためです。
そしてもう1つ大きな理由が。それは社会貢献の手がかりにならないかなと。
実は私は社会貢献の一環として、学生に労働法をレクチャーしていきたいと以前から思っています。もちろん、権利ばかり主張しても実社会においてはうまくいかないことも同時に伝えるつもりです。
そのような旨を松本さんにお話したら、非常に興味をもっていただいたご様子でした。今後何かお手伝いができればと思います。
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
静岡市駿河区西脇454-2-209
電話054-202-0385
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ピンパォン (火曜日, 27 11月 2012 11:17)
「やりたいことを見つけるには、社会と関わりあっていること」っていうのは、本当に共感できます。
仕事していると、本当に自分の色々な面が見えてきますもんねえ。
tomono (火曜日, 27 11月 2012 13:11)
そう、社会と関わりをもつということは自分を知るということに他ならないんですよね。
で今の自分があるわけです^^