この時期、よく聞かれます。
夫が会社員の場合、パートである妻の年収がいくらならば手取りが最も有利になるか?
結論から言えば、「103万円の壁」はあまり意識しなくていいのです。
103万以下だと夫に「配偶者控除」が適用され、夫の所得税が減税されます。妻も所得税はかかりません。これはよく知られたところ。
一方、103万を少々超えても(141万未満まで)「配偶者特別控除」が夫に適用され、いくらか減税効果があるのです。これは知らない人も多い。(上図参照)
問題が「130万円の壁」。こちらは意識したいところ。
ざっくりと言えば「130万以上になるなら、最低160万くらいないと、かえって夫婦の手取りが減ってしまう」ということです。(上図参照)
ご存知のとおり、130万以上だと通常、妻は第2号被保険者となり夫の扶養から外れ、妻自身が社会保険料を負担しなくてはいけません。(もちろん、将来の年金に反映されるというメリットはあります)
年末のこの時期、103万の壁や130万の壁と「戦っている」パートの方も多くいらっしゃることでしょう。
パートの「労働時間調整」に配慮してくれる、理解ある会社もあることでしょうね。
いずれにせよ「103万の壁はこだわるな、130万の壁にこだわれ!」ってことです^^
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
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ピンパォン (月曜日, 10 12月 2012 17:35)
そうそう、本当にこの通りですよね。
ただ、時間調整してくれる会社って少ないと思うから、年初から自分でコツコツと計算しなきゃいけないと思いますけどね。
tomono (月曜日, 10 12月 2012 18:26)
私が以前勤めていた会社は、結構パートの方の希望を勘案していましたね。
計算は心配ご無用、パートの奥様方は皆ちゃんとやってるよ(笑)