漫画のご紹介です。
主人公のメンヘラちゃんは、鬱病で学校に行けない中学生の女の子。そんなメンヘラちゃんと、彼女をいつも支え続ける2人の友人の物語です。
ちなみに「メンヘラ」とは、精神疾患を患った方のことを言う隠語のようです。
最初に読み始めたときは、正直「何だこれ?」って感じでした。
なんせブラックなシーンが、半ばおちゃらけた感じで出てくるからです。
しかし上巻の途中くらいから、その雰囲気が一変します。
メンヘラちゃんの自殺願望や被害妄想、突然泣き出すシーンに「これが鬱病というものなのか!?」と、次第に真剣に漫画に向き会っている自分に気付きました。
だからと言ってへんに重くもなく、軽くもない。でもリアル。すごいバランス感覚なのもこの漫画の特筆すべきところです。
また、友達の支援もあってメンヘラちゃんが次第に回復していく中で、思春期の3人の心の変化や葛藤がこれまたうまく描かれています。
3人の友情・愛情に、思わずウルってきたぞ。
読み終わった今でも、たまに妙にメンヘラちゃんが愛おしくなります。
メンヘラちゃん、素直で優しい子…
何だろう…なんか「守ってあげたい」っていう感情なんでしょうかね。
また、鬱病で苦しんでいる人の気持ちが少しだけ分かったような気がしました。その分、少しだけ優しい気持ちになれたのかな。
とにかく、いろんな人に見てもらいたい作品だと素直に思いました。
そして最低2回は読んで欲しい。そうすれば、漫画を超越した作品だということがよく分かると思います。
ちなみに私は、普段漫画はほとんど読みません。
そんな私がなぜこの漫画と出会ったかなんですが、つい最近、ひょんなことで発覚したのですが、この漫画の作者「琴葉とこ」さんは、何と私のハトコにあたる方だったんです!
で興味本位で漫画を購入してみたということなんです。
それにしてもこの漫画をWEB上で描いていたのは、中学生のときだったというから驚きです(今は大学生のようです)。凄まじい感性の持ち主です。
この漫画は昨年単行本化され、NHKや新聞にも取り上げられました。
機会があれば読んでみてください。先入観を捨てて。
お見せします、新しい社労士像。
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