先日、実家へ帰省したときの話。
父「なぁ伴典(←あっこれ私の名前ね)、年金受給者で年収400万円以下なら
確定申告せんでいいって聞いたけど本当か?」
私「はぁ?何それ。知らんなぁ。」
父「!お前は仕事柄、そういうことに詳しいんとちゃうんか?
おかげで確定申告したら余分に税金を取られてしもた。」
私「へぇそうなんやぁ、ふ~ん…ちょっと確定申告書見せて」
父から手渡された確定申告書をまじまじと見る私。
源泉は1500円くらいと寡少。なんと年金の0.1%もない!
それじゃあ余分に取られるよなと思いつつ、不足納税額を見るとこちらも15,000円くらいとわずか。でも父は不満げです。
父「確定申告しなければよかったということやな。来年はそうするか…」
私「まぁそういうことやなぁ。でもその話って本当?」
iPadで調べる私。するとすぐに出てきました。 →コチラ
・年金受給者の確定申告の負担を減らすための「確定申告不要制度」
・公的年金等の収入金額の合計額が400万円以下で、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下の方が対象
どうやら本当のようでした(笑)
でもなぜ?国民には納税の義務があるというのに。
しかも対象者であっても確定申告するもしないも本人次第という、この曖昧さ加減。
なんなんだ!?
損したと言わんばかりの父と、制度の趣旨を疑問視する私。
お互い(違う論点で)納得できません。
後日、会計事務所に勤務している知人に聞いたら、恐らく民主党政権時代のシニア票を狙った政策の名残では、とのこと。
さらに還付にせよ不足にせよその額は寡少で、税務署がいちいち調査するのが面倒なんだろう、とのこと。
ん~いくらそうとは言え、憲法(納税義務)に反する制度っていかがなものなんでしょうか!?←結局納得していない
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
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ピンパォン (木曜日, 11 4月 2013 13:52)
ふ~ん、そんなことがあるんですね。ま、ありそうな話ではありますよね。
金額が小さいのはともかく、そういう曖昧な制度があるおかげでどんどん複雑になっていくのが嫌ですよね。
tomono (金曜日, 12 4月 2013 15:00)
そうですね、ただでさえ税金は複雑で面倒ですからね。
さらに今回の制度、事前にちゃんと周知されていたかどうかも怪しい。(父は人づてに聞いて知った)
年金にせよ税金にせよ、取る時だけ周知徹底するという国の姿勢は改めてほしいね。