怒涛の1週間だった先週とは打って変わって、比較的余裕のあった昨日。
そこで、先週厚労省から発表された今年度の助成金について、その概要を約半日かけてまとめてみました。→「助成金一覧」
先日の国会予算通過で、ようやくこの時期になって白黒はっきりついた今年度の助成金ですが、細かな部分を含めるとかなり変更点があります。
最近の不安定な政権をよく象徴しています。
ざっくり言うと、大きく次の5つほどに大別できるような印象を受けました。
・雇入れ関係
・正規労働者の能力開発
・非正規労働者の処遇改善・能力開発
・育児労働者の雇用促進
・障害者の雇用促進
で困るのは、やたらと能力開発や職業訓練関係の助成金が乱立していること。
内容がよく似ていて、どれを選べばよいのか非常に迷うのと、併給可能か否か判断できない。これはよろしくない。
縦割り行政?の悪いところですかね。
例えば成長分野(健康・環境・農林業等)に進出(或いは進出予定)の建設事業を営んでいる企業が、有期雇用労働者を雇用して職業訓練しようとした場合は…ざっと見ただけでも3つくらい対象になりそうです(苦笑)
恐らくこの関係の助成金の多くは、来年度統合されるでしょう。もう来年が読めます。
総じて魅力的なものが少なく、相変わらず細かくて手間暇かかりそうで見る気にならん助成金ですが(笑)、そんな中でも、使い勝手が良さそうで額が比較的大きな「おいしい」助成金はというと(完全に独断)…
・特開金
・地域雇用開発助成金
・雇用促進税制
・若者チャレンジ奨励金
・中小企業労働環境向上助成金 くらいか。
中小企業労働環境向上助成金は、成長分野を営む企業が処遇制度(賃金制度や評価制度)や研修体系制度を導入すれば、それぞれ40万円、30万円が支給されるというもの。
昨年度は介護事業に特化していましたが、今年度は対象事業の門戸が広がりました。
今後、更に「人材」をキーワードとした事業に軸足をおいていきたい私は、「人材育成の仕組み作り」という観点から、営業活動や顧客への提案に上手に活用していければと考えています^^
お見せします、新しい社労士像。
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