先日、VAN HALENのライブに行ってきた。
ついにこの日が!
昨年14年振りのオリジナルアルバムを出しワールドツアーを開始。昨年末来日する予定も、エディの病気でこの日まで持越しだったのだ。
思えば私が高校生のときに出会ったVAN HALEN(以下「VH」)。
エドワード・ヴァン・ヘイレン(以下「エディ」)のギターテクニックは当然として、そのあっけらかんとしたスケールの大きな音楽性に、すぐに心奪われた。
僕が最も影響を受けた、最も尊敬する、最も好きなミュージシャン。
ただし人気絶頂の80年代中期にボーカルのデビット・リー・ロス(以下「デイブ」)が抜け、その後ボーカルが2人務めましたが結局うまくいかず。
またエディが大病を患ったり、ベースのマイケル・アンソニーが脱退したり…ここ15年くらいはまともに活動できていなかった。
もうこのままVHも過去の伝説になっていくのか…と半分あきらめかけていた。VHに対する情熱みたいなものはかなり薄れていた。
でもそんな矢先のデイブの復活。
この約15年、ほんといろいろあった。丸くなったんだね、デイブもエディも。素直に嬉しいっす(泣)
そんないろんな思いを抱えた中で迎えた今日のライブ。
開演予定時刻から約10分経過した頃、突然ライトが落ちた。期待と興奮で場内はざわめく。
そして次の瞬間、デイブの掛け声とエディのギターが鳴り響いた。瞬く間に観客は歓声と同時に総立ち。
オープニングはお決まりの「unchained」。イントロが始まった瞬間に一気に会場全体のボルテージが頂点に達するこの感じ、やっぱライブはたまらん!
そのままファーストアルバムの最初を飾るナンバー「running with the devil」へ。この曲が聴けるとは。
続いて昨年のアルバムから「she’s the women」。ここ最近は、このアルバムを聴きまくって予習してきたからバッチリ。
気づいたら、勝手にリズムを刻んで曲のサビを一緒に大声で歌って(叫んで?)いた。こういうときって恥ずかしさなんて微塵もないんだよねぇ…とても人にはお見せできないけど(笑)
3塁側内野席から観る4人は米粒ほどにしか見えなかったが、ステージバックの巨大スクリーンに映し出される映像でばっちりその表情は分かる。
ステージ上を駆け回るデイブはやっぱりエンターテイナー。歌うというより叫びまくるデイブ節は健在。やっぱVHのボーカルはデイブしかいない!途中なぜか「石の上にも3年」ってカタコトの日本語で叫んでいた(笑)
エディはいつもどおり終始ニコニコ。
世界で一番尊敬するこのギター界の革命児が奏でるギターは、ソロに限らずリフやバッキング、その全てにしびれまくり。
息子のベーシスト、ウルフに近づいて親子共演するシーンは印象的だった。
でも、こんな凄い親父と共演する息子の気持ちはどんなんだろ?
若い頃はデイブもエディも飛び跳ねたり、足を高く蹴り上げたりしていたが、さすがもう60も近いいいおっさん、そこはあまり無理をせず(笑)
エディの兄でドラムのアレックスは一番変わらない。若い頃から老けていたからだが、ある意味一番安定している。
ドラムソロはサンバっぽいリズムで、これは初めて聴くパターン。
中盤、特に盛り上がったのは「you really got me」と「hot for teacher」。ビルボードチャートでも上位にランキングされた、よく知られた曲だ。
僕の前列は外人親子だったのだが、そのオヤジさんが終始興奮していて、hot for teacherのイントロが始まるやいなや振り返り、僕に向かって「hot for teacher!hot for teacher!」って叫んでハイタッチを求めてきた。
恐らく僕が全曲サビを大声で歌っていたから、「こいつ日本人だけど知ってるな」って背中越しに思っていたんだろうね(笑)
代わりに「mean street」では、こっちからハイタッチしてやりましたが。
ちなみにその外人オヤジの息子はというと、興味ないらしく、途中椅子に座って、爆音の中ずっとゲームをやっていた(笑)
さて、その後も予想していなかった古い曲も飛び出し、ファンにはたまらない。
個人的には「somebody get me a doctor」「oh pretty woman」「mean street」「dance night the away」「and the cradle will rock」あたり。特にmean streetのイントロはいつ聴いてもしびれる!
シンセで始まる「I’ll wait」も渋くて良かったぁ。「ice cream man」はデイブの完全ソロ。アコギ姿のデイブは珍しい。続く「panama」は大合唱。
そして、今か今かと気になっていたエディのギターソロ。
通常はライブの丁度真ん中あたりでやるのだが、今回はかなり終盤だった。このパターンは初めて。
ソロが始まると、待ってましたと言わんばかりの歓声がドーム一杯に広がった。
途中、エディはちょこんとステージ上に腰をかけてギターを弾くのだが、スクリーンにギターと指が超アップで映し出される。会場中、このギター革命児の指の動きに釘付けだ。
いつ観ても聴いても、そのテクニックと豊富なアイデアに圧倒される。プレイ内容はいつものとおりだったが、約8分間のソロの間、観客は賞賛とも言える歓声と拍手を送り続けた。
正直、本当に目の前で弾いているのかどうかよく分からない錯覚に陥った。実感が湧かず、夢の中にいるような感じ。最後にデイブの「エディ・ヴァン・ヘイレン!」という掛け声で現実に戻った。
↓録画したエディのギターソロ♪(ちなみにこのライブ、録音・録画OK)
そのままのテンションで「ain’t talkin’’bout love」。これも人気がある曲だ。会場中「ヘイヘイヘイ!」と大合唱。
曲が終わり、そこで一旦幕引きしようとするV.H。するとお決まりのアンコール拍手が。それに対して意外とあっさりイントロが流れた。時短ね(笑)
イントロのシンセが流れた瞬間、観客は恐らく今日一の歓声を上げた。曲は言わずと知れた「jump」。ちなみにこの曲のエディのギターソロのアイデアは本当に凄い。
そして興奮冷めやらぬままライブは終了したのだった。
アメリカンハードロックの王者の完全復活、やったぜVAN HALEN!!
演奏リスト
1 | unchained | ④ |
2 | runnin'with the devil | ① |
3 | she's the woman | ⑦ |
4 | I'm the one | ① |
5 | tattoo | ⑦ |
6 | everbody wants some!! | ③ |
7 | somebody get me a doctor | ② |
8 | china town | ⑦ |
9 | hear about it later | ④ |
10 | oh pretty woman | ⑤ |
11 | alex drum solo | |
12 | you really got me | ① |
13 | dance night the away | ② |
14 | I'll wait | ⑥ |
15 | and the cradle will rock… |
③ |
16 | hot for teacher | ⑥ |
17 | little dreamer | ① |
18 | romeo delight | ③ |
19 | mean street | ④ |
20 | beautiful girl | ② |
21 | ice cream man | ① |
22 | panama | ⑥ |
23 | eddie guitar solo | |
24 | ain't talkin''bout love | ① |
25 | jump | ⑥ |
アルバム
① |
van halen(1978) |
② |
van halenⅡ(1979) |
③ | women and children first(1980) |
④ |
fair warning(1981) |
⑤ | diver down(1982) |
⑥ | 1984(1984) |
⑦ | a different kind of truth(2012) |
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
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Mヨシ (日曜日, 14 7月 2013 14:10)
興奮が伝わってきますね~♪
まさかの「石の上にも3年」とは・・・(笑)
tomono (水曜日, 17 7月 2013 09:50)
Mヨシさん、興奮が伝わりましたか。ありがとうございます。
あとブログには書きませんでしたが、ライブの途中、デイブがヤクザに扮して銭湯で悪者を日本刀で切り込むという「寸劇」が上映されました。ちなみに悪役の1人は小錦でした(笑)
やはりこの人、日本が好きなんですね。