今、中小企業の最も共通する課題や悩みは、ズバリ「人材」に関することです。
その中でも特に「採用」です。
求人を出しても人が来ない、来ても求める人材と違う、採用してもミスマッチが起こる、すぐ辞めてしまう等々。
但し私から言わせれば、企業は往々にして採用に関して軽視し過ぎ、考えてなさ過ぎます。企業努力が足りないのです。
例えば、私はよく求人票を見せてもらうのですが、これがあまりにもずさん。「社長、これじゃあ人は来ませんぜ」といったものばかり。
また「負のスパイラル」をずっと繰り返している企業も髄分と見てきました。
仕事が増える→慌てて求人を出す→人がなかなか来ない→やっと来る→迷った挙句採用する→ミスマッチが起きる→早期に離職する→また求人を出す…思わず「社長、ご苦労様です」って言いたくなります。
これを繰り返せば、無駄な労力と採用コストばかりかかります。そして何よりも人に対する不信感が募ります。
そして挙句の果て「うちにはろくなのが来ない」と経営者は口にします。でもその原因を作っているのは、紛れもなく経営者自身であることに早く気づくべきです。
採用こそ最も戦略的に実施すべきなんです。
それには、まず次の事項を明確化・オープンにすること。
・求める人材像(平たく言えば一緒に働きたい人・そうでない人の条件)
・企業理念、行動価値基準
・仕事内容(なるべく具体的に)
・会社の強みや目標
・社風
・労働条件(都合の悪いことも正直に)
・賃金や評価の処遇制度等
次にそれらを広く情報発信すること。
今はネットで求職活動する人の方が多い時代。HPを活用すべきです。
必ずエントリー者には前述の事項を掲載したHPに目を通してもらうのです。
そこで求職者をふるいにかけ、共感した求職者だけにエントリーさせるのです。
ちなみに私は今後、このような採用支援(求める人材が集まる求人票の作成)を1つの軸にした「人材事業」を推し進めていくつもりです。
採用こそ戦略的なれ、です。
お見せします、新しい社労士像。
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