現在、とある士業の事務所の賃金制度の導入をお手伝いしています。
経営者はもちろんのこと、従業員の方へのヒアリングも済み、それらを踏まえて、事前に作成してきた骨子案を元に説明・検討しました。
ちなみに私はこのような場合、PC+プロジェクターを利用します。
「あ~せい、こ~せい」というご要望に対して、その場ですぐに対応でき可視化できるからいいですね。話は進みやすいのです^^
さて世の中、経営者の数だけ賃金の考え方があります。
今回の経営者は「従業員が長く勤められる制度を導入して欲しい」とのこと。
この要望にお応えするのが、今回私に与えられたミッションです。
そこで私は、年功型賃金をベースに一部インセンティブを入れた制度をご提案しました。
年功型は、労働者にとっては長く安心して働けるメリットがあります。
アベノミクスの効果のほどはよく分かりませんが、依然若年者中心に安定志向が強いのも事実。
役割給とか成果給もいいですが、意外と年功型もありです。
しかし一方で、年功型は賃金が高騰し続け経営を圧迫する危険をはらんでいます。また有能な若者のモチベーションダウンにつながる恐れもあります。
長期的・総合的観点から考える(工夫する)必要があります。
そこでまず、今まで基本給連動型だった賞与を基本給と完全に切り離す考え方をご提案。この考え方は即採用。
評価については、目標管理をはじめ、顧問先からの評価を反映させる方法をご提案。この「お客様の声」は顧客損失防止の効果もあります。
同じ士業目線だからこそのご提案です。
定年までどのような年収推移で賃金カーブを描くかも検討。
現行支給している年収をベースに、なだらかな「逆への字」が候補になりました。
賃金は高く払っても、経営者が思う以上に動機づけにならないものです。ほどほどがちょうどいい。
手当については、根拠のないものはなくし、役割的要素の手当を今後作ることにしました。
ミッション遂行はまだまだ続きます…
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
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