先日、こんな記事が。
部下を叱ることを「育成につながる」と思っている上司は89%。
一方、「叱られるとやる気が失せる」と思っている部下は56%。
このギャップ。
恐らく上司の「叱り方」と普段からの「信頼関係」に問題があるのではないでしょうか。
感情的になったり、人格を否定したり、タイミングが悪かったり(その時に叱らず後で叱る)。
そういう”下手な”叱り方は逆効果です。
また本当に部下のことを思って叱っているということが、本人(部下)に伝わっているかどうかも重要です。
それには、普段から信頼関係がどれだけ築けているかに尽きます。
更にこのアンケートでは「部下を褒めている」と答えている上司は80%に対して、「上司が褒めてくれる」と答えている部下は59%です。
ここでもギャップが。
部下に対する褒め方が、やはり下手なんだろうと思います。
上司は褒めているつもりでも、部下には伝わっていない。非常にもったいない話です。
私は仕事柄、多くの中小企業の経営者やリーダーとお会いしたり、場合によっては従業員へのヒアリングをするのですが、最近よく思うことがあります。
それは、部下に対する「毅然とした態度や、意思表示・指示が弱い」ということ。
「もっと明確な指示が欲しい」「部下に気を遣い過ぎている」
ヒアリングをすると、実は部下からはこんな声が上がるのです。私も会社員時代、そのように感じることが多々ありました。
確かに、今の若年者は叱られた経験が少ないのかもしれません。過剰なパワハラも気になるところではあります。
だからといって恐れて放置しておけば、部下は”付け上がる”一方。そのような組織を私は何度も見てきました。
しかし例え厳しい指導や叱責であっても、普段からの信頼関係が構築されていて、ちゃんと筋が通っていれば、部下は素直に受け入れます。案ずるより産むがやすしってやつです。
リーダーは恐れることなく、もっと自信をもって、毅然とした態度で明確に意思表示・指示すべきです。
そんなリーダーを部下は望んでいるのです。
お見せします、新しい社労士像。
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