ネットの情報によると、今秋からこんなドラマが始まるそうな。
『「ダンダリン・労働基準監督官」。
竹内結子が演じる段田凛(だんだ・りん)は、立川西労働基準監督署で働く女性監督官。融通が効かない、曲がらない、ダメなことはダメと言う一本気な性格の持ち主で、労働者を守る「労働Gメン」として日々奮闘。
事なかれ主義で働く男性監督官を巻き込んで、ブラック企業の経営者や経営者の後ろ盾となっている悪徳社労士と対決していく。
サービス残業や名ばかり管理職など、昨今の労働問題にも切り込んでいくという。(一部略)』
普段ドラマをほとんど観ない私ですが、このドラマはいろんな意味で興味が湧きますねぇ。
しかも悪徳社労士だって(笑)
社労士が世に認知されるには絶好の機会?…
さて、現実の世界では労働基準監督官(以下「監督官」)と社労士との関係は、一筋縄ではいきません。
我々社労士の大きな役目は、企業の労務管理に資することです。
労働時間の管理や割増算定、就業規則や36・変形労働時間制などの協定書の作成・届出、ハラスメントやメンタルヘルス対応、安全衛生や労災対応、労働法の周知、問題社員の対応等、枚挙にいとまがありません。
またあるときは「行政協力」といって、労基署の業務をお手伝いすることもあります。例えば「労働相談」や「労働保険の年度更新手続き」です。
これらの活動は、(誤解を恐れず言うと)監督官の”御手間を省いている”とも言えます。
また一方で、行政協力により(特に若手社労士にとっては)実務経験を積むことができます。
要するに(意識の程は別として)両者は「持ちつ持たれつの関係」だったりするのです。
しかし、いつもそういう関係だとは限りません。
例えば、企業に監督官の調査が入った場合です。調査は、労働者が会社の対応を不服として(例えば「未払い賃金」「退職強要」「不当解雇」で)労基署へ訴え出た場合や、大きな労災事故が起きた場合等に入ります。
その場合顧問社労士は、法内で、或いは公序良俗に反しない範囲で、クライアントに少しでも有利にことが運ぶように知恵を絞ります。例えば反証材料として、過去の判例や通達を徹底的に調べたりするのです。
ここが顧問社労士としての腕の見せ所でもあり、変にモチベーションが上がったりするところです(笑)(素直に非を認めた方がいい場合もありますが)
このような場合は、両者は「相対する関係」と言えます。
今回のドラマでは、後者の関係性をより顕著に(極端に)出しているのでしょう。
悪役がいないとドラマとしてつまらないですしね。
え、ところで私は悪徳社労士かって?
まぁそれはご想像にお任せしますよ、フフフフ…
お見せします、新しい社労士像。
トモノ社労士事務所
静岡市駿河区中田本町13‐33‐403
電話054‐202‐0385
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田中 伸佳 (金曜日, 02 5月 2014 18:57)
あなたは、今まで悪徳社労士にあったことがありますか
かんた (火曜日, 28 1月 2020 19:27)
私は4年前から鬱になって自営業して失敗しました。そして今の会社に入社しまして僕もミスやクレームもおこしました。でも社労士を会社がつけてからおかしくなりました