仕事のゲーム化

ここ最近の私の大きな感心事の1つに「仕事のゲーム化」「ゲーミフィケーション」があります。

具体性に乏しく残念!でも仕事のゲーム化はこれからは注目されていくでしょう^^
具体性に乏しく残念!でも仕事のゲーム化はこれからは注目されていくでしょう^^

そこで早速この本を取り寄せました。

前回当ブログでご紹介した「リーダーは誰だ?」と同じ筆者ということもあり期待したのですが…内容は正直残念。

具体性に乏しく、営業ネタや自社商品の宣伝が多かった…

 

これは恐らく「仕事のゲーム化」「ゲーミフィケーション」という概念や経営手法はまだまだ世に普及していないため、具体的な成功事例に乏しいのでしょう。これからの分野なんでしょうね。

と、都合よく解釈することにしました(笑)

 

とはいえ、多少はヒントになりましたけどね。

例えば、筆者が言うところのゲーム化に欠かせない次の4要素。

①目標や課題の明確化

②現状の見える化

③即時フィードバック

④報酬の魅力

 

 

さて、現在賃金制度の導入を進めているとある会社に、私はあるゲーミフィケーションを取り入れた制度をご提案しています。

まず人事制度では毎度おなじみの「等級」という概念を払拭。これを「レベル」と称して細かく設定しました。

プレイヤーの経験値が上がるごとレベルが上がっていくロールプレイングゲームのような感覚です。

レベルが上がること(昇格)は動機づけになります。

 

そして「ビンゴ賞与(仮称)」。

3×3の9つのマス目に、会社目標・チーム目標・個人目標を書いて、それぞれ達成されたら穴を開けていきます。

縦横斜めのいずれかの1列が揃うごとに、一定の賞与が与えられます。

 

 

また私はよく「妄想」します。

妄想といってもやばい方のヤツではなくて(笑)、将来スタッフを雇った場合にどんな風に働かせたら動機づけが図れるかという妄想です。

その中で「新しい働き方」と「ゲーミフィケーション」というコンセプトがあります。

 

例えば「Good Job自慢(仮称)」。

これは日々の自分の仕事ぶりをどんどん自慢しちゃいましょう!というものです。朝礼などで毎日行います。

そしてその自慢話(業務内容や成果)に対して、”その場で”職場の皆が「Good Job!ポイント(仮称)」を決めます。

その場ですぐにフィードバックされる、ポイントが溜まる、ポイントを見える化する。これらはまさにゲーミフィケーションの要素ですね。

 

「私は昨日、アポイント1件取れちゃいました!」

「いいねぇ~、じゃあGood Job!ポイントは…2くらいかな?」

「あざっす!」

って感じ。

 

そもそも人には「承認欲求」というものがあります。人に認められたい、認めてほしいという欲求です。人は自分の仕事ぶりを知ってもらいたいのです。

そしてまた、上司は往々にして部下を見きれていないため、部下の評価すべき仕事ぶりを見逃していることがあります。それを防止する効果もあります。

 

これらの動機づけと見逃し防止のため、この「Good Job自慢」は効果的でしょう。

 

まだ続きがあります。

Good Job!ポイントが溜まれば、表彰し副賞を贈呈するのです。

副賞は現金がいいだろうと考えがちですが、実はこれは考えものです。現金にするとたちまち「やらされ感」「義務感」が生まれ、楽しむことができなくなる危険性があります。

何が副賞として贈呈されるのか、その時まで誰も分からない仕掛けにしておくのもいいですね。これも「ワクワク・ドキドキする」ゲーミフィケーションの要素といえます。

 

 

さて妄想はこれくらいにして仕事!仕事!


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コメント: 4
  • #1

    ピンパォン (日曜日, 25 8月 2013 15:30)

    お久しぶりで~す。まだまだ暑い日が続きますが、調子はどうですかー?

    こういう楽しめる要素を取り入れてる会社って最近多いですよね。やっぱりただ淡々とこなすだけじゃあ、モチベーションの維持って難しいですもんね^^

  • #2

    tomono (月曜日, 26 8月 2013 11:16)

    ピンパォンさん、お久しぶりです。
    日頃の鍛錬(スポーツジム通い)とエアコン我慢生活、マメな水分補給で何とか暑い日々を乗り切ってます^^

    そうですね、最近は特にIT系のベンチャー企業などで、仕事をゲーム化する場面を見聞きしますね。
    ただあくまでゲーム化は「外的報酬」なので、「ちょっとしたスパイス」程度に留めることです。
    例えば、成果に対し多くの金銭的報酬を交換条件としてしまうと、楽しめなくなります。

    モチベーション理論をいかに賃金制度や評価制度に取り入れるかが、今の私の課題ですが、それには「ゲーミフィケーション」という要素は欠かせないと思っています^^

  • #3

    ピンパォン (火曜日, 27 8月 2013 13:02)

    なるほどあんまりやり過ぎないことがポイントなんですね。

    それにしても、エアコン使わないの凄いですね^^

  • #4

    tomono (水曜日, 28 8月 2013 09:43)

    そう、金銭的報酬は短期的な動機づけにはなっても、実はさまざまな弊害があることが立証されています。

    なんとか扇風機で耐えてます(笑)