先日、駿河区役所において労働相談員を務めてきました。
午前と午後に一組ずつのご相談を受けました。
1つは「精神疾患に伴う退職の件」、1つは「雇止めに伴う失業保険の件」。
まず傾聴。その上で相談者のニーズを確認し、法律論だけでなくその裏にある真相心理を読み取って、最適な解決策を分かりやすく提示するよう心がけました。
両者とも、「来て良かった。ありがとうございました。」と笑顔で言って下さいました。
例え些細なことであっても、人のために役だったのだと感じられる至福のとき。素直に嬉しいです。
蛇足ですが、やっぱりタブレット(iPad)は必需品ですね。
今回も役に立ちました。(退職後の傷病手当金や任意継続の手続き)
まぁ裏を返せば、私が勉強不足なだけなんですがね(笑)…でも退職後の手続きは結構盲点。
さて、空き時間に区役所担当者の方としばし話したのですが、その方曰く
「今、労働相談が増えつつある中、社労士の重要性が最近よく分かってきました。以前は労働相談と言えば労基署くらいしか紹介しなかったのですが、労基署は『上から目線』の態度で、相談者からお叱りを受けたこともありました。それが労使の間に立つ社労士は違いますね。」
そんな嬉しいことを言って頂きました。
ついでに?「特定社会保険労務士」や「あっせん」についてもお伝えしておきました。
社労士業界全体がより認知され、盛り上がっていけばいいかなと。←珍しく立派
今回のご相談もそうだったのですが、労働相談はしばしば労働法のみならず雇用保険や社会保険、年金等、その周辺知識が関連してくることが多いものです。
そのような相談に答えられるのは、我々社労士だけだと自負しています。
「幅広い知識」と「労使間に立った見解」、そして「実務」。
これらを武器にさまざまな解決策やアイデアを提示し、そして相談者に満足して帰ってもらう。
これこそ労働相談・社労士業の醍醐味だと思います。
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