今、賃金規程の見直しをお手伝いしている企業があります。
ヒアリングを進めていく中で、社長の社員に対する思いが見えてきました。
それは「家族あっての社員・仕事」ということ。
安心して働くには、家族の協力が必要です。
家族とのコミュニケーションが取れないようでは、生活にも仕事にも支障をきたします。
残業や休日出勤過多で奥さんと喧嘩したとか、挙句の果て家庭崩壊したとか仕事を辞めたとか。そんな話、たまに聞きますよね。
聞けば社長自身、定期的に家族で旅行を楽しんでいらっしゃるご様子。
そしてその経験が自分を大きくし、顧客とのコミュニケーションにも大いに役立っているとか。
社長曰く「自分の仕事しか分からない人生なんてつまらない。家族とでもいい、恋人とでもいい、1人でもいいから、いろんな土地へ行ってみるもんだよ。人生が豊かになる。」
お~素晴らしい!全くその通りだと思います。
社長の思いに共感した私は、何とかそれを賃金を通して社員に伝える術はないものかと考え…
私「社長、『旅行手当』ってどうですか?」
社長「?何それ」
私「余暇を利用して旅行に行った社員に対して、手当をつけるんですよ」
社長「ほ~」
私「そうすれば旅行代の足しにもなり奥さんも喜ぶし、何と言っても社員だけでなく、その家族も大切にしている会社だということが伝わりますよ」
社長「なるほど!それ面白いね、決定!」
私「あざっ~す!」
と言う感じで、とんとん拍子に決まったのでした^^
どんな効果を生むか、こうご期待です。
昨今は大企業中心にベアを実施したり、一時金を増額するケースが増えてきています。
それはそれで大変結構な話だと思いますが、せっかく賃金を増額・支給するのなら、経営者の思いや社風が伝わるような、そんな仕組みを取り入れてみるのもいいかもしれません。
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