先日、弁護士による社労士向け勉強会に参加した。
労働法に精通した弁護士が、昨今の労働判例を元に、実務におけるポイントをレクチャーしてくれる。
弁護士ならではの貴重な話が聴けるため、ほぼ毎回参加している。
先日は、メンタルヘルス疾患者の休職満了退職の是非を問われた判例が取り上げられたのだが、この中で弁護士の主治医への証人尋問のくだりが出てきた。
将棋を指すように相手の出方を予想しつつ、こちらの本意を悟られないよう外堀からジワジワ攻めていく。
証人尋問とは、実に高度な心理戦だと思った。
以前からよく思うことがあって、それは、仕事のパフォーマンスが高い人は「相手の心理をよく読み、それに適した言動がとれる」ということ。
コンピテンシーには、専門知識があるとか、達成意欲が高いとか、論理的思考力があるとか、まあいろいろあるが、この「人の心理を読む力」も実はあるあるだと思う。
ちょっとした気の利いた言葉1つ言えるかどうかで、結論が変わったりすることもある。
仕事ができるビジネスマンは、心理戦を制する。
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