やっぱ連休のある月はつらい。
なぜって、そりゃ稼働日数が減るから。
自分は、どちらかと言えば世間が休んでいるときには休みを取らないタイプだが、結局クライアントが休みだったら動きたくても動けない。
ある程度は予想していたが、盆休み明けからずっと仕事が集中した。(まぁ、ありがたいことではあるが)
経営者にとっては正直、休みは多くない方がいいのだが、そうも言ってられない記事を目にした。
それは、ユニクロが今年10月から希望者に対して週休3日制を導入するというもの。
その代り週4日の勤務日については、1日の所定労働時間を10時間にするようだ。
結局週換算で40時間労働は変わらないから、労働者の給与は原則変わらない。
これは「変形労働時間制」という労働時間制を活用したもの。
変形とは、単に言えば、ある一定期間において、週の平均所定労働時間が40時間以内に収まるのであれば、原則自由に所定労働時間を設定できる。(但しいろいろ条件や制約があるが)
この変形、実はアチラコチラの企業で見かける。
特段珍しくも何ともない。
ただし、1年変形を導入している企業のほとんどが、何らかの理由で平日(例えば祝日)を休日にして、その分土日を出勤日にするというパターン。
要するに振替えしているだけだ。言わば、消極的な「守り」の変形だ。
1日の所定労働時間を変えようなどという発想は、なかなか生まれない。
一方、今回のユニクロの事例では、ワークライフバランスなどの観点からこのような変形を導入したという。
言わば、積極的な「攻め」の変形だ。
ダイバーシティと言われて久しいが、企業は、今までの常識という名の殻を破って、もっともっと柔軟な発想やアイデアで働き方・働かせ方を考える必要があることを気づかせてくれる。
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