役割が育てる

先日、ちょっとした工夫で生徒のやる気を引き出している小学校の先生が紹介されていた。


当該先生のクラスでは、「日直当番」のことを「キャプテン」と呼んでいるという。

こちらの方が断然響きがよく、「自分がクラスを束ねて、リードしなくては!」そんな気分にさせてくれそうだ。

一方、日直当番という言葉には、単に当番が順番に回ってくるだけで、事務的でやらされ感が否めない。

 

更に、生徒が縁もゆかりもない都道府県について調査する学習では、「○○県 勝手に観光大使」(だったかな?)という役割を生徒一人ひとりに与えているという。

 

生徒らの反応は上々のようで、うまく役割を工夫して、生徒のやる気を高めて持続させているなと感心した。

 

 

部下の育成に悩んでいる上司や経営者は多いが、このクラスの取組みって、職場で十分に応用できると思う。

 

まず、何らかの役割を部下に与えてみるのがいい。

そんなに大げさなものでなくても、ちょっとしたものでいいと思う。例えば会議での「タイムキーパー係」とか「議事録担当」とか。なるべく全員に何らかの役割を与える。定期的に交代するのもいいかもしれない。

役割が、責任感や自主性を育んだり、やる気を引き出すことがある。今までにない部下の一面が垣間見えることだってあるかもしれない。

 

そして、役割のネーミングを工夫してみるのがいい。

テクニック的かもしれないが、ネーミングからくる印象や効果って、実は結構重要だと思う。どうせ役割をつけるなら、やる気が上がるようなネーミングがいい。

 

 

役割が人を育てることも多い。


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