先日、静岡商工会議所主催のセミナー講師を務めた。
与えられたお題はメンタルヘルス。
あくまでも中小企業のリスクマネジメントというスタンスで本音で話をさせていただいた。
メンタルヘルスへの関心の高さか、チラシ効果か、おまけ(休職規定等)効果か(笑)、当日はなんと会場満席!
メンタル疾患の病歴を選考時に確認することができるか?という話からスタート。
ここでは、僕が普段クライアントに配布している、合理的に確認できる書面を紹介した。
2年前、厚労省がある驚くべき通達を出したことを機に、僕が独自に作成したものだ。
続いて休職の判断・休職中の対応について。
診断書の信憑性は?「うつ病」であろうが「うつ状態」であろうが関係ない?10社に1社しかしていない主治医へのアクションとは?などなど、医師の本音も交えながら解説。(実は僕の従兄が精神科医をしている)
休職中は何と言っても家族へのフォローが重要。例えば、傷病手当金をネタに直接会う方法もいい。
最もトラブルが多い復職の判断については、判例を基に時間をかけ解説。
まずは治癒したか否かの判断が重要だが、それには、職種・職務が限定なのか否かにより大きく変わる。
次に、退職・解雇すると後々無効リスクが高まるケースについて解説。
その流れで解雇について。
退職させる場合でも、解雇と同様の慎重さが必要だ。なぜなら、退職といっても実質は会社都合だから。
また、僕が普段クライアント先でやっている労働者との駆け引き(交渉カード)についても紹介。これがうまくできるようになると、退職・解雇がスムーズにいくようになる。
後半は、このセミナーのために用意した休職規定と手続きを進めるための書式についてじっくり解説。
特に規定は、中小企業が使いやすく、かつ判例を参考にした、かなり充実した内容だ←自分で言うか
特に会社の復職基準を明確にし、事前に主自治に提供しておくことがポイント。
続いて、精神疾患と労災認定の関係、労災認定のリスクなどを解説し、最後は意外と知らない中小企業が使えるさまざまなサポートについて紹介。
2時間のセミナーはあっという間に終了となった。
終了後のアンケートを見ると、ほとんどの人から「大変理解できた」「理解できた」との回答をいただけた(^^
参加された皆さん、そして商工会経営支援課のみなさん、ありがとうございました。是非参考にして下さい!
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