セカンドライフの生活資金をどう賄うか。
財テクで財産を増やことができれば、それにこしたことはない。
それには手元資金や知識が必要だが、それ以上に運用リスクが気になる。大損だってあり得る。
いつ何が起こるか分からない世界情勢(イギリスのEU離脱やトランプ、テロ、災害など)の中、これだけ株価が乱高下すると、我々素人は下手に手を出さない方が得策だと思ってしまうのは自然な流れだ。
そんな中で、希望の光が見え隠れするのが「確定拠出年金」だ。
確定拠出年金とは、毎月掛け金を積み立てて自分で運用し、その運用結果により将来の年金が決まる年金制度のこと。
今年から、サラリーマンや公務員、主婦、或いはフリーターに至るまで、ほとんどの人が確定拠出年金に加入できるように法改正された。
公的年金である国民年金や厚生年金だけでは、老後破産が免れないため、それら公的年金を補うために国が進めようとしているのだ。
実は、数年前からこの確定拠出年金に加入しようかしまいかずっと悩んできた。
金融機関から資料を取り寄せたり、専用サイトを参考にしては、都度検討してきたのだが、諸般の事情であと一歩を踏み出せないままでいた。
しかし、そろそろ機も熟したということで、本気で加入を考え始めている。
更に今年の法改正を整理しようということで、専門書を購読してみた。
確定拠出年金のメリットは、大きく2つある。
1つは、運用次第で将来、大きなリターンを得られる可能性があること。しかし、それは前述のとおり難しい。だからデメリットにもなりえる。日々、株価が上がったとか下がったとか一喜一憂することって、精神衛生上よろしくないしね。
では何がいいのかと言うと、それはもう1つのメリットである「節税効果」だ。掛け金は上限があるものの(僕らのような個人事業主は、国民年金等と併せて月6万8千円までかけられる)、全額非課税になる。運用益や将来の年金も非課税だ。
この非課税措置が、実は案外大きいのだ。個人事業主は使わない手はないと思う。
筆者は、元本保証の預貯金などを中心に運用することを強く推している。全く同感だ。
更に個人事業主は、この確定拠出年金と国民年金基金、そして小規模企業共済の3つをうまく使い分けるのがいいらしい。
国民年金基金の利率は、現在1.5%固定という。このマイナス金利の時代、なんとも眩しく見えてしまう(笑)(逆にインフレ時は、資産は目減りするが)
60歳になったら先に確定拠出年金を受給し、その間、年金を繰り下げ、最大42%年金を増やす方法は、なるほどなと思った。
セカンドライフのこと、そろそろちゃんと考えようと思う。
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