本の紹介。
野村克也氏の組織・リーダー・人材育成に関わるメソッドが、いくつも端的に紹介されている。
プロ野球の名監督・名将と聞いて思い出すのは(リアルタイムで知っている人で言えば)、広岡達郎、落合博光、星野仙一などだが、やっぱノムさんが断トツかな。
万年Bクラスのヤクルトを3年でリーグ優勝、4年で日本一に導いた実績やデータを駆使したID野球、名手古田などを育てた手腕、そして理論的な解説などなど、ノムさんの凄さに異論はないと思う。
それにしても、どのメソッド・言葉・ボヤキ(笑)も、モノゴトの本質を突いていて、ウ~ンとうなずくほど重み・説得力がある。
どこかのコンサルタントが書いた組織論やリーダーシップ論を読むより、よほど納得感をもって読め、役に立つ。
それにしても、野球というスポーツはつくづくビジネス・経営に通じる。
ノムさんが経営者であっても、きっと敏腕経営者になっていたんだろうな。
野球少年だった僕は、大人になっても例えば前職では、社長や職場の皆と一緒に草野球チームを作って、練習や試合に励んだりもした。
今もしまた野球に関われるとしたら、プレーヤーとしてというより、一監督としてゲームの采配や選手の育成をやってみたい。きっと自分のビジネス経験、いや人生経験が反映したものになるんじゃないだろうか。