ファシリテーションセミナー

先日、ファシリテーションセミナーに参加した。

例えば会社の会議って、時間をかけた割には何も結論が出なかったり、発言者がいつも同じだったり、会議のための会議になってたり。

参加者は、そんな非生産的な会議や打ち合わせに苦慮しつつも、何とかしたいと思っている人たちだ。

 

講師は鈴木まり子氏。全国で活躍されているファシリテーターだ。小柄だがパワーのある印象の方。

 

 

参加者の自己紹介に続いて、ファシリテーションの事前準備編からスタート。

 

空間デザイン(イスや机のレイアウト)の大切さを再認識できた。これが人の心理・発言に与える影響ってバカにできない。

 

事前のプログラム作成については、今まであまり意識してこなかった。

ちなみに鈴木講師は、今回のセミナープログラムを円グラフのように丸く作成されていた。

参加者のうち男は僕だけ(笑+汗)
参加者のうち男は僕だけ(笑+汗)

続いて本番スキル編。

 

特に知らない人同士が参加した場合は、自己紹介(アイスブレイク)にそれなりに時間をかけた方がよいことが理解できた。結構簡単にやっちゃいがち。

 

誰でも話しやすい場の雰囲気づくりに役立つ「チェックイン」というスキル、初めて知った。いつも同じメンバーが参加する、会社の定例会議でも効果的とのこと。

このチェックインは使えそうだと、参加者の反応も特に高かった。

 

傾聴における「”Yes,and”の精神」は、いわゆる「受容」と理解した。

どんな言動もまずは受け止める。頭では分かっちゃいるけど、すぐ反応しちゃうんだよなぁ。でいつも自分の器の小ささに反省…

 

 

質問しながら進行することも大切なスキルだ。ファシリテーターが結論付けたり、決定することは何もない。

 

話し合いの人数(グループサイズ)を臨機応変に変えるスキルはなるほどと思った。

例えば4人グループであっても、机はそのままでペアで2組に分けた方が、より多くの人が話せたりする。

最後に「ファシリテーションを自分の現場でどう使うか」というテーマでグループディスカッション。

ある条件下で僕がファシリテーター役になったのだが、こういう時にリーダーとかになる確率、なぜか高い(笑)

 

今回得たスキルは、セミナーや研修、クライアントとの打合せに使えそうだ。部下との面談やフィードバックにも。そうそう、労働相談にも。

突き詰めれば、ファシリテーションスキルはコミュニケーションスキルだから、全ての場面に使える。

実際、当該セミナーは、さまざまな士業からのニーズも多いそうだ。

ファシリテーションの上達のコツの1つは「場数を踏むこと」とのことだが、僕は毎日のようにクライアントと打合せをしているのだから、上達するチャンスがいつでも与えられていると言える。

 

だから日々修行(笑)

 

 

ファシリテーションについては以前から興味があったが、初めて聴くプロの話は、やはり本では得られないリアルなものばかりで非常に参考になった。


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