今年もあと幾日。
今年の世相を表す漢字は「北」が選ばれたが、僕が選ぶならこれ。
「不」
芸能人や政治家による不倫の不。
自動車メーカーや神鋼など企業による不正の不。
そして北に対する不安の不。
来年は、世の中がもっといい方向に向かう年になればと願う。
では、今年の仕事ぶりについて振り返ってみよう。
漢字一文字で表すと…
「東」
セミナー講師などで、東北や関東へ何度か出張したから(笑)
来年は、是非「西」の年になると嬉しい(笑)
最後にまじめに。
今年のキーワードは、次の3つだったように思う。
・働き方改革
・AI
・人生100年時代
働き方改革については、長時間労働(時間外上限規制)は、来年も企業にとって大きな課題になることは間違いない。同一労働同一賃金(正規・非正規の処遇格差)は、昨今の主要判決を見る限り意外と企業側が善戦しているが、引き続き注視していく必要がある。
来年、関連法案が本格的に審議入りすると思うけど、政府の最終目的は経済成長。だから例え法案が成立したところで、それが中小企業にとって真の働き方改革につながるとは思えない。
労働環境が激変し人材が減少・多様化する中で、自社が存続するためのアイデアや知恵を出し合うことが、中小企業の働き方改革なんだと思う。
AIなどのテクノロジーの話題は事欠くことなく、日進月歩で進化するスピードに驚かされ、同時に期待と不安が膨らんだ1年だった。
3メガバンクの大リストラ策とそれに至った経緯を見ていると、本当に凄い時代になったと思う。明日は我が身。生き残るためにはどうすべきか、本気で考え始めないといけない。
今や人生100年。リタイア後も40年近くあるという人生が待っている。
そんな人生を充実させるには、キャリアを磨くこと、(ライフシフトの言葉を借りると)マルチステージを生き抜くための術と資産を身に付けることが大切だ。今は1つの会社、1つの仕事で一生安泰という時代ではないからなおさらだ。もっと副業や起業しやすい環境が整うことを願う。
一人ひとり、一社一社が長期ビジョンをもって、もっと自律していかなければならない時代に突入したのだと気付かされた1年だった。