この時期は何かと出費の話が出る。
消費税や住民税、そして我々の業界だと労働保険料。加えてフリーランスには国民健康保険料。
順調に収益を伸ばしても、順調に?税金も増えていくからやりきれん。これでは一体何のために働いているのかよく分からず、ホント経営意欲を欠く。
国会議員の人数及び政党交付金は、今の半分で十分。それでも国を変えたいと思う、志の高い人が政治家になればいい。
働き方改革だの生産性向上だのと言っている当人らが、自らの議員数を増やそうというのは本末転倒もいいところ。税金返せと言いたくなる。
さて、今年は副業元年と呼ばれるわけだけど、それに伴いフリーランスの社会保障についても議論が出始めている。
個人的には「独立したのだから政府・国に頼るな、その分自ら稼げ」という基本スタンスなのだが、これからの働き方や人生100年時代を考えれば、一定の社会保障が適用されるべきだとも思う。
まずは休業補償。
健康保険と国保の大きな違いは、休業補償の有無。(前者は傷病手当金があるが後者はなし)
万が一傷病で働けなくなった場合に、フリーランスだからこそ休業補償が受けられる制度はあってしかるべきだ。補償額は、納める保険料の金額によって決定するのがいい。
そして年金。
国民年金だけではとても老後は生活できない。フリーランスでも、希望者は厚生年金に加入できる制度があってもいいのでは?
確かにiDeco(個人型確定拠出年金)では、フリーランスは月最大7万円弱の掛け金を掛けられるという優遇もされている。僕も目一杯掛けているが、あくまでも節税効果を狙ったものだ。ハイリターンは期待していない。
あとぜひ検討してもらいたいのが、フリーランスでちゃんと特定健診を受診し、かつ医療機関にかからなかった人に対して、払った保険料の何パーセントかが戻ってくるという保険料返戻制度。
ホント、国保保険料って利益比例だからバカにならない。
是非フリーランスにも社会保障を。