名画の紹介。
アメリカン・ニューシネマの傑作、「明日に向かって撃て!」(1969年)。
いや~ただただカッコいいねぇ~ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード。「スティング」も最高だけど、こっちもいい(^^
この自由奔放でアウトロー、そしてちょっと不器用な生き方は、決して真似できないが、男なら一度は憧れる。
時代は刻一刻と変わろうとしているのに、自分たちの生き方を貫く2人。ボロボロになりながら、拳銃だけで敵軍に突っ込んでいくラストシーンは、なんだか胸にグッとくる。見終ってもしばらく余韻が残る。
僕にとってロードムービーでもある本作は、やはりハッピーエンドではいけないのだ。
途中、ポール・ニューマンが、女性を自転車に乗せ曲芸を披露するあのシーン。バックに流れる名曲「雨にぬれても」と相まって、観る者の脳裏に焼き付く。
後から気づくのだが、この名シーンが、全編を通じた伏線として実に効果的なんだよね。
学生時代に初めて観たときは、正直今一つピンとこなかったのだが、大人になって改めて観て、いい作品だなと気づかされた。
名画は、時として自分の成長をも気づかせてくれる。