今回はご存知、ホール&オーツの超お気に入りのアルバムを紹介。
ホール&オーツは、恐らく洋楽好きでなくても、その名を1度は聞いたことがある人は多いと思う。
特に80年代の初期から中期にかけて、ビルボードチャートのNo1ヒットを連発したスーパースターデュオだ。
そんな彼らは80年代のイメージが強いけれど、何のなんの、実は70年代が凄い。そんなに派手さは無いけれど、上質なポップス、ブルーアイドソウルが楽しめる。(70年代のアルバムはほぼ全て持っているが、80年代はせいぜいベスト盤くらいしか持っていない)
そんな70年代のアルバムの中で一押しなのが、今回紹介する「Abandoned Luncheonette」(1973年)。確かデビュー2作目。
このアルバムは、いろんな音楽的要素やインストゥルメンタルが混ざっていて、ポップスとかソウルとか1つのジャンルではくくれない、とても不思議な魅力がある。
オープニングを飾るキャッチーな「When The Morning Comes」、全米4位になった名曲「She's Gone」、アコースティック調の味わい深い「Had I Known You Better Then」、曲の展開が素晴らしい(最後はブルーグラスで終わる)大作「Everytime I Look at You」など、どの曲も完成度が高い。
ホール&オーツの初期の世界観がたっぷり味わえる(隠れた)名盤であると同時に、僕の中では、今まで聴いてきた全ての洋楽ポップスアルバムの中で、3本の指に入るほど気に入っている。