先日、セミナーに登壇した。
主催は静岡商工会議所。参加者は主に市内の中小企業の経営者や人事総務担当者だ。
セミナー告知早々に満席になり、主催者から増員を打診された。
それくらい関心のあるテーマのようで、今の人手不足への深刻さがうかがえる。なお今回は個別アドバイスをする関係で、参加者数は絞らせてもらった。
最初は求人票作成のポイントやノウハウを解説。
まずは、自社の強みや魅力洗い出す。ドラッカー曰く「強みは自分で分かっているようで、実は間違っていることが多い」。だから社員や第三者にヒアリングしてみよう。そこにヒントや答えがある。
次に効果的にアピールする。その際重要になるのが、「人材」「仕事」「条件」「企業」の4つのコンテンツ別の「視点」だ。例えば「仕事」では、求職者目線で求人を俯瞰し予め疑問を払拭しておく。疑問や不安が生じる求人票はスルーされるだけだ。
「企業」では、安心感や共感を与えエントリーのハードルを下げる視点が大切。なぜなら、多くの中小企業は求職者から見て「知らない会社」だからだ。
総じて、求職者に「引っかかる」求人にしないといけない。星の数ほどある求人から、自社の求人に目を止めてもらい、関心を寄せてもらう必要がある。
そのためには、視点を意識した内容にすることはもちろん、情報量を多くしたり、キャッチコピーや表現を工夫しよう。そして何より、求職者に入社するメリットを感じさせること。IでなくYOUメッセージで考えるといい。
特に若い人材を求めるなら、ネット・HP活用は欠かせない。
ネット求人の構成セオリーを意識し、ターゲティングし、検索キーワードを盛り込み、戦略的に活用する。
最後に、最近の成功事例を紹介した。
残り2時間は求人票作成のワーク。皆さん、ただただ作成(笑)
で僕はというと、
ひたすら参加者を回り、
アドバイスをしたり、
質問に答えたり、
覗き込んだり(笑)
人気があるせいか?終始引っ張りだこ状態に。本当は一人ひとりもっとゆっくりアドバイスしたかったけれど、それでも全員回れなかった。(回れなかった方、申し訳ございません)
そして、3時間のセミナーはあっという間に終了。
是非今回得たノウハウや気づき、ヒントを活かして求人票をブラッシュアップしていただき、求める人材を採用していただけたらと思います。