10年後の仕事図鑑

本の紹介。

ホリエモンと落合陽一氏の二人が、これからの仕事や働き方、はたまた生き方について、本音全開で語っていて非常に面白い。

 

 

ネットの普及により、好きなことだけをとこんとん追求し、それが仕事になる時代。

個人それぞれが、創造力豊かにブルーオーシャン的発想ができるようになれば、今後AIに支配される心配はない。他方、いわゆる「社畜」のような他力本願的な人間は、テクノロジーやAIにのみ込まれる。

 

それには、当ブログで時々発信している「自律」と、二人が繰り返し言う「信用」が大きなキーワードになる。

信用があれば、クラウドファンディングやPOLCAなどを利用すれば、資金はいくらでも後からついてくる。そういう時代だ。

信用を得るためには、有限な時間の中で、いかに自分の価値を高めるための投資ができるか。ホリエモンの「何年も下積みを経て寿司職人になるのは無駄(YouTubeを見ればいい)」「今の横並びの学校教育は無駄」「将来どうなるか誰にも予測できないのに、それを考える時間が無駄」といった類の発言は、僕はすごく理解できる。(起業家は”せっかち”ということもあるが)

 

日本人が、イノベーションを起こすのが超苦手なのは、元来真面目で遊び心が乏しいことに加え、最近は特に「横並び大好き(出る杭は打たれる)」といった風潮が強いことに主な原因があると思う。それにはまず、今までの旧態依然とした「普通」「常識」を根底から疑うことが必要だ。

例えば「幸せの方程式」(いい大学に入るための勉強(学校教育)→いい大学に入る→大企業に就職する→経済的安定→結婚→子供→マイホーム…)など、もはや過去の幻想である。

 

 

落合氏は理論派、ホリエモンは直感派、といった印象だが、イノベーションを起こし続ける二人の鋭い指摘は、我々凡人にハッと気づきを与えてくれる。お勧めの一冊。


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