表彰制度で動機付けを図る

先日、クライアントの忘年会に出席した。

ありがたいことに、毎年呼んでいただいている。

社員数は100名を優に超えるが、一堂に会するのはこの機会だけ。皆さん、楽しみにしていることがよく伝わってくる。

 

今回は初の試みとして、表彰があった。

賞は「ありがとう賞」。今年最もありがとうと伝えたい人を表彰するというもので、受賞者は事前の社員アンケートで決定した。

実は以前から表彰制度を勧めていたが、今回、総務の方が中心となって実現した。いい表彰内容だと思う。

各部署のリーダーが直接本人へ感謝の言葉を伝えたのだが、慣れていないせいか、少し恥ずかしそうだった。

でも皆さんいい笑顔(^^

 

あと「総務特別賞」として、自転車で横転し骨折した女性を救助したということで、外国人技能実習生の方3名が表彰された。これは素晴らしい行動だ。

 

ちなみに、集められたアンケートは「ありがとうカード」として各自に配布するそうだ。

 

表彰制度は、言わば「公の承認行為」。誰でも持っている承認欲求を満たす効果がある。

 

ポイントは、

・表彰内容は具体的に伝える。

・全社員の前で表彰する。

・感謝の言葉を伝える。

・見返りは期待しない。

・選考プロセスを透明にする。

・副賞は賞状など形に残るものがよい。(ずっと家族に自慢できる)

・お金を渡す場合は寸志で十分。(お金の喜びは短く、表彰されたという事実はずっと心に残る)

 

ESが高く離職率が低く、業績も伸びている「いい会社」は、必ずと言っていいほど表彰制度を取り入れている。上手に社員の動機付けを図っている。


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