リフレクション(内省)の話。
内省とは、自身の言動を客観的に振り返り分析すること。
世の中には、内省がちゃんとできる人とできない人がいる。
例えば、何度注意しても同じミスを繰り返す人は、後者の可能性がある。
内省ができる人は、仕事でミスをしても「ミスが起こったのは○○が原因だ。だから今後は○○しないよう注意しよう」という思考に働く。
仕事で成功しても「成功した理由は○○だろう。だから次も○○してみよう」「今度は○○したらもっとうまくいくのでは」という思考に働く。
これが成長につながっていく。同期で入社しても、人によってどんどん差がつくのはこの内省が関係しているのだろう。
普段クライアントを訪問していると、しばしば部下育成についての相談を受けるが、内省が関係しているなと感じることがある。
そんなときは、「リフレクションカード」を使ったワークを実践することがある。内省を促すツールだ。
”主人公”がテーマを決めて”サポーター”に話し、次いでサポーターが質問したり感想を伝える。互いにセッションを繰り返すことで、テーマを深掘りしていき、気づきを促す。
どのクライアントも「面白い。ウチもやってみたい」「カードがあることで、ちゃんと意識して話せる」と評価は上々だ。
このほか内省を高めるには、自分自身を成長させてくれるような意識の高い人たちと建設的な意見交換を続けることが大切だろう。