今年から刷新された求人検索システムを試そうと、近所のハローワークへ行ってみた。
年明けのせいだろう、結構混んでいた。
番号札を取って何とか席に着くと、いきなりキーボードが目に飛び込んできた。思わず「おっ新しい」とポツリ。
今までは画面を指かペンでタッチして操作したが、これからはキーボード操作が必要になる。要はパソコンと同じ感覚だ。ただキーボードは小さめで、使いやすいサイズとは言えない。
最初は、検索条件画面で色々と希望条件を入力するのだが、結構細かく設定できる。
試しに「静岡市」「社会保険労務士」と入力して検索してみた。区は1つ1つ選択する必要があり、これは面倒だ。
すると2件ヒットした。慣れれば、従来の端末よりも希望の求人に早くありつけそうだ。
ちなみに1件は労働局の求人。何やら雇用保険関係の電子申請事務の募集だ。応募すれば即戦力で内定間違いなし(笑)あと1件は市内のある社労士事務所の求人。(ここの求人は昔からよく見かける…)
「静岡市」「休日 多い」で検索してみたが、何もひっかからず。「休日が多い」や「給与 高い」で検索したら、全くそうでない求人がひっかかった。この辺りは、もう少し検証が必要なようだ。
条件設定はちょっと細かすぎる感もあり、どれだけの人が使いこなせるのだろうか。また情報量が増えた分、どこを見ればよいか慣れるまで大変だろう。
求人側としては、適度な情報量(もちろん中身も)と細かな検索ワードの設定が肝になるだろう。今後、さまざまなリクルート会社や採用コンサルが、このあたりのノウハウを売り込んでくるのが目に浮かぶ。
求人情報の中に表示されたURLをクリックすると、ちゃんとその会社のHPに飛んだ。ちょっと感動、たいしたことないのに(笑)
ますます会社HP、求人専用サイトの活用が求められるのは間違いないだろう。
「マイページ」登録すれば、会社にいながら求人を申請・変更できたり、求職者はスマホやタブレットを使えば、いちいちハローワークへ出向かなくて済む。
他方、懸念されるのは、高齢者などパソコンやスマホに慣れていない人たちだ。実際、ハローワークで検索中、いたるところでハローワーク担当者に質問するシニアの声が聞こえた。
便利になったと思う反面、「ようやくかよ」と随所で突っ込みを入れたくもなったが、今後はクライアントの求人を適宜変更したり、ブラッシュアップするサービスもありかもしれない。
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