先日、セミナーで登壇した。
主催は日本旅館協会四国支部連合会、会場はオリエントホテル高知さん。
参加者は四国四県のホテルや旅館の経営者や支配人、人事担当者など約30名。
昨年呼んでいただいたJTB大阪セミナーがきっかけで、今回のご縁となった。
まずは、激変する労働法とその展望について。
時間外上限規制、同一労働同一賃金、残業60時間超の割増率5割、副業者の新労災制度、70歳までの就業機会確保、特定技能、賃金時効5年に伸長、パワハラ防止法、社保適用拡大などなど、労働法が複雑化・多様化していく中で、企業としてはいち早く情報を仕入れ、先手先手で対策を講じていく必要がある。
もはやトップやリーダーは、マネジメントを遂行する上で「労働法リテラシー」を身につけることは避けて通れない。「知りませんでした、ゴメンナイ、エヘッ」では済まされなくなってきた。
続いて人材の採用について。
成功する求人は、ターゲットを絞る、エントリーのハードルを下げる、入社するメリットを伝える、戦略的にネットを活用する、若年者には「成長」で訴求すること。
今年からシステムが刷新されたハローワークでは、求職者は検索ワードで自分の希望する求人を探すようになる。キーワードをちりばめて、いかに「引っかかる」求人にできるか。また自社HPへのリンクも可能で、ますますHPの重要性が増してきた。
続いて定着について。
「いい会社」の共通項をいくつかお伝えし、昨年宿泊した際にインタビューした「道頓堀ホテル」さんについてご紹介。
最後の質疑応答では、やはり同一労働同一賃金についてが一番多かった。
それにしても、質疑応答はいつも鍛えられる(笑)
今回得ていただいた気づきやヒントを、是非今後の経営にお役立て下さい!
おまけ
高知の食文化、酒好き、屋台文化、龍馬、市電、そしてスローガン「高知家」が象徴する人間性、どれも魅力的だった。
歴史、温暖な気候(雪が降らない)、豊富な海と山の幸、物価高、のんびりしている人間性、酒好き(笑)と、静岡市と共通する発見がいくつもあった。
時間を割いてまで色々とご案内下さいましたオリエントホテル高知のT社長、及び今回のセミナーに呼んでいただいた愛媛のT社長、本当にありがとうございました!