組織改善のためのリーダー研修②

先週に続いて、A社でのリーダー研修に臨んだ。

軽くアイスブレイクをした後、最初のグループディスカッション。

 

前回仕分した改善策について、実際に取組むものを決定してもらう。

その際、再度改善策について深掘り(「なぜ?」を繰り返し本質的な原因を洗い出すこと)をしてもらう。

続いてのグループディスカッション。

 

決定した改善策について、「PDCAシート」に落とし込んでもらう。

同シートは、「カテゴリ」「あるべき姿」「改善策」「プラン(誰が・いつ・何をどうする・フィードバック)」からなる。

 

 

特にフィードバックは当所オリジナルで、今後定期的に振り返るためのちょっとした「しかけ」。

 

予めフィードバックをする日を決めておくことで、「プランを立てる→誰も(本人も)チェックしない→いつのまにかプランは自然消滅」を防止する効果が期待できる。

また、必要に応じてプランを変更したり、途中で終了することもやりやすくなる。今は変化が激しい時代。柔軟な対応ができるシートになっている。

どのグループも対話はとぎれることはなく、活発な議論が続く。

ただ時間的制約もあり、ほとんどのグループは1つの改善策に絞っている様子。

こちらのグループは意識の高いリーダーが多いようで、どんどんシートが埋まっていく。

最後の全体ディスカッション。

グループごとに完成したプランを発表してもらう。

 

部下が話しやすい環境を作るために、リーダーから挨拶をし、毎月自己評価し発表するプランを立てたグループ、

 

 

生き生き働く職場にするため、部下の良いところを見つけ書き出し、目標管理シートを活用し部下のビジョンを共有するプランを立てたグループ、

 

部下からアイデアを聴き出し実行できる職場にするため、他部署とのランチミーティングをするプランを立てたグループ、

前向きな思考をもちやる気に満ちた職場にするため、お互い褒め合うことや積極的に挨拶するプランを立てたグループ、

 

余裕があり活気溢れる職場にするため、技能実習生を採用・活かすためのプランを立てたグループ、とそれぞれ改善策を具体的に可視化。

 

 

 

最後にまとめ。

・PDCAはマネジメントの基本。C(フィードバック)は客観的に振り返り分析すること、すなわち「内省」そのものであり、個人や組織の成長には欠かせない。

・変化が激しく、情報も過多、価値観も多様化する中で、一人で完璧にこなせるリーダーはいない。職場でいろんなアイデアを出してもらい、必要に応じてメンバーに支援を求めたり、時にはプランを変える・止める柔軟さが今のリーダーには求められる。

・今回立てたプランが置き去りになりそうになった時や心が折れそうになった時は、皆で声を掛け合い、今回の研修や目的を思い出す。

 

今回の研修を活かし、是非リーダーシップを発揮し、組織改善に役立てていただけたらと思います!


アンケート結果(一部抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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