先日、K社のリーダー研修を実施した。
同社は設立してからまだ浅いこともあり、リーダーがいろいろと苦労しているとの相談を受けていた。
そのため、今回はリーダーシップの基本について、気づきやヒントを得てもらうためのワークやディスカッションを中心に組み立ててみることにした。
まず軽くアイスブレイクをした後、早速リーダーシップについて考えてもらう。
自分が考えるリーダーシップとは何か、自分の人生を振り返り、影響を受けたリーダーはどんな人であったか、自分と向き合うワークから開始。
当初の心配をよそに、皆さん黙々と書き始める。
中には昔の恩師を思ってか、涙ぐむ人も。
自分が書いた内容を俯瞰した上でグループディスカッション。
このようなグループディスカッションは初めてのようだったが、皆さん徐々に話が盛り上がる。
続いて、部下のマネジメント(部下を動かす・動機付ける)について。
早速、部下一人一人について、どれくらい知っているか書き出すワークから。
部下を動かすには、良好な人間関係がまず大切。このワークは、普段部下にどれくらい関心があるかを可視化するもので、部下との人間関係が如実に出る。だから人によって書ける人、書けない人に大きく分れる。
せっかくなので「ジョハリの窓」についても少し紹介。
お互いを知り、認知のズレを解消することで円滑なコミュニケーションを図るという手法・フレームワークだ。
例えば、ある部下のモチベーションはお金だと思っていても、本人は実は自己実現だったりすれば、そこに大きなズレが生じていることになる。
リーダーはそれを認知することで、今後のコミュニケーションが変わってくるはずだ。
それらを踏まえて、改めて部下のマネジメントについてグループディスカッション。
今日の内容を振り返ってもらい、明日からリーダーとしてどんな行動をとっていきたいか最後のワーク。
一人一人決意宣言。
どのリーダーからも、部下との関係性を強くしようという決意が伝わり、頼もしい。
次回は、この決意宣言の内容についてフィードバックする。
もちろん、部下について書き出すワークは次回までの宿題(笑)
最後にまとめ。
・リーダーシップとは「目標に向かって周囲に影響力を及ぼすこと」。
・部下のマネジメントには、人間関係が大切。そのためには部下に関心をもつこと。
・優秀なリーダーは、得てして良好な人間関係を築ている。リーダー自ら変わること。(多くのリーダーシップ論にも共通する)
・心が折れそうになったら、皆で声を掛け合い、今日の内容を思い出す。
是非明日からの行動を変え、少しずつリーダーシップを発揮していただけたらと思います!(3ヵ月後どうなっているか楽しみ…)
アンケート結果