雇用調整助成金の申請依頼が増加中。
20人以下の企業の申請は、かなり書類も省略可され、それなりに楽になった。
しかしそれ以前の課題として、そのような中小零細企業(特に飲食業や介護等)は、そもそも「所定」(所定労働時間・所定労働日数・所定休日等)がはっきりしていないことが実に多い。
労働条件通知書を交付していなかったり、交付していても曖昧な内容だったり、年間出勤カレンダーが作成されていなかったり、シフト表もあってないようなものになっていることも珍しくない。
そのような意味で、申請に手間がかかるケースが実に多い。
理屈から言えば、所定がはっきりしていない以上、正確な時間単価が計算できないことになる。当方では給与計算を一切していないので、普段、どうやって残業代や有休を計算しているのか疑問に思う。
他方、働き方が多様化し、副業する人も増える中、所定という縛り?や概念にこだわり過ぎるのはどうかとも思う。実に悩ましい。