勉強会のメンバーには、社労士試験の受験生がいる。
そのため、時々試験の話になるのだが、よく聞かれるのが「どんな教材を使っていたか?」「どこの学校に通っていたか?」「どれくらい勉強したか?」といった学習に関すること。
僕は完全に独学、テキストも適当に選んだ市販のものを使用していて、勉強に費やしたのは4ヵ月半くらいだった。(これらは、8月の試験に対して受けようと決心したのが4月頃だったという、単にタイミングが悪かっただけの話)
当時は勉強に集中するため、毎日自転車で図書館まで行き、閉館になるまで勉強していた。ん~懐かしいなぁ…勉強が楽しく、ほとんど苦にならなかったのは、労働法に関心が高かったことに加え、実務に直結する内容だったから。「楽しい」以上のモチベーションってないんだろうね。
…あれから約15年、最近はそんな実務と試験内容との「ギャップ」を感じることが多い。
(偉そうで恐縮だが)社労士の質を上げるためには(+○○代理権を本気で取りに行きたいのであれば)、まずは試験改革が必要だろう。例えば、
①労基法を10問に増やす
→やはり労基法は実務では基本。その労基法が7問とは少なすぎる。
②労働契約法と民法で一教科創設し、かつ記述式にする
→実務で本当によく出てくる。民事の知識や考え方の習得は必須。
③脱暗記
→例えば年金や健康保険等、後で資料を見ればわかるような細かな数字を覚えても意味がない。
ビジョンや時代、ニーズに合わせ、そろそろ試験改革って必要なんじゃないだろうか。