先日リーダー研修を実施した。
前回の研修を受けての2回目。新型コロナの影響で延期されていたが、ようやく開催できた。
軽くアイスブレイクをし、早速本題に。
今回は、部下やリーダー同士の人間関係にスポットをあてるため、前回のフィードバックとそれを更に深掘りするという2点にあえて絞った。地ならしもちゃんとできていないのに、次の工程に進んでもまともな建物はできない。
まずは前回の研修で実施した「部下を知るためのワーク」についてフィードバックとディスカッション。
このワークは、予めいくつか用意した項目(部下の得意・苦手なこと、夢や希望等)について、リーダーに書き出してもらうというもの。全ての項目が埋まるよう「宿題」にしていた。
当該ワーク(部下を知ること)は、「ジョハリの窓」でいうところの「開放の窓」を広げる行為に他ならず、コミュニケーションをスムーズするためにも大切だ。
続いて「部下を承認・感謝するためのワーク」。
制限時間内に、できるだけたくさんの部下の良いところや強みを書き出してもらい、続いて部下に対して日頃の感謝の意を書いてもらった。ポイントは「なるべく具体的に」だ。抽象的過ぎると伝わりづらくなる。
これらのワークの目的は、承認=動機付け、「いい会社」はお互い感謝しているといったことに気づいてもらうため。
もちろん、ワークは単に可視化したに過ぎず、部下に実際に伝えないと意味がない。伝わってなんぼ。というわけで、部下に伝えることは宿題に。
続いて「行動宣言のワーク」。
前回の行動宣言について、フィードバックとグループディスカッションをしてもらい、更に今日の内容を振り返り、改めて行動宣言してもらった。その際、それぞれのリーダーから出た感想や課題について、直接アドバイスさせてもらった。
最後にまとめ。
・部下のマネジメントはまず人間関係。そのためにも部下を知ること・承認することが大切。
・優れたリーダーは人間関係を重視している。リーダーから変わること。
・いい会社はお互い感謝を伝えている。
・リーダー同士定期的にフィードバックする機会をもつことが大切。オープンな気持ちでお互い情報共有し学び合う姿勢が求められる。
前回・今回のリーダー研修を参考に、是非リーダーとして活躍していただき、より良い職場・会社にしていただければと思います!
おまけ
研修後、同社独自の取組「いいとこ発見隊」を見学。
お互いに良いところや感謝の気持ち、或いは要望などを紙に書いてもらい、壁に貼り出している。つい先日、表彰もしたそうだ。
それらの努力もあって、離職率はかなり下がってきているとのこと。素晴らしい!
更に前回のリーダー研修を受け、言動に変化が出てきたリーダーがいるとのこと。これこそ、講師にとって最もご褒美を感じる瞬間。講師冥利に尽きる(^^ ありがとうございます!
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