本の紹介。
タイトルには「物流会社のための」と副題がついているが、それ以外の業種でも非常に参考になる。「教科書」とついているのは伊達でない。
求人媒体に載せれば人が集まる時代は終わり、ダイレクトリクルーティングが主流になる。
年代別求職活動における情報収集方法データを見ると、若年者ほど企業サイトやSNSを利用していることが顕著に表れていて興味深い。
SNSやインディードなどの効果的な活用方法も具体的に解説してあり、今やネット抜きの求人はあり得ない。採用は立派なマーケティングだ。
採用後の早期退職を防ぐポイントについても、いくつか紹介している。
例えば、新入社員を早く一人前にする「スピード育成」をする企業ほど効果があるという。なぜなら、一人前になれば仕事のやりがいや楽しさを感じられるから。この観点は今まで無かった。
その他、採用基準やターゲットを明確化するとか、エントリーするハードルを下げるとか、エントリーするメリットを伝えるとか、普段対クライアントやセミナーで話をしている内容と重なることも多く共感できる内容だ。
採用に関する書籍は最近多いが、中でもこれはお勧め。