先日、人材育成についての情報交換会を実施した。
主催は介護労働安定センター。参加者は、静岡市内の介護施設の施設長等。
同業者同士で人材育成についてディスカッションしてもらい、気づきやヒントを得てもらうことが目的。
本来は昨年秋頃に開催される予定だったが、コロナでずっと延期になっていた。(今回も決して安心な状況ではなかったが、主催者側の懇願により無理くり開催した感じ)
1つ目のテーマは「人材育成の課題」。
最初は皆さん大人しめだったが、少しずつ意見が飛び交う。
・そもそも人材育成の意識がない、やり方が分からない
・中間管理職のマネジメントが難しい
・組織や理念の周知が難しい
・女性は難しい
・自分で考えようとさせることが難しい 等
2つ目のテーマは「人材育成の成功例・失敗例」。
・プリセプター制度(マンツーマン)がうまくいった。
・逆に多数での育成は人により言うことが異なり、うまくいかなかった。
・昔ながらの「見て覚えろ」は、基礎ができていないと伝わらない。
・「なぜそうしたのか?」と問うことで、それに答えられないようでは人に教えられないと判断できる 等
今回はリモート参加の方もいらしたので、対面組とリモート組の2つのグループでそれぞれディスカッションしてもらった。
当然初の試みであり、スムーズにいかなかったり、多少支障も出たりもしたが、特段大きな問題はなかったようだ。
最後にまとめ。
本日出た意見を全員で共有し、本日得た気づきやヒントをそれぞれ発表してもらった。
様々な意見が出たが、特に「個人にフォーカスする」といった類の意見が散見された。
これは、今の人材育成の一つのキーワードといっていい。当所が今あるクライアントに提案している人事制度はまさにそれ。従来よくある人と人を比較する評価でなく、個人の目標を反映させた人によって全く内容が異なる評価だ。これはまさに個にフォーカスしている。
とうことで、僭越ながらその制度について少し紹介させてもらい、終了となった。
是非今回得た気づきやヒントを今後の人材育成や経営に活かしていただけたらと思います!