オリンピック関係者の女性差別発言。
ふと思い出したのが、かなり前だが参加したあるセミナー。当時のセミナー記録を見返してみることにした。
セミナーの趣旨は、男女の脳(男性脳、女性脳)の作りや動きの違いを知って、女性社員のモチベーションを上げるためにはどうしたらよいか、といったもの。女性でも男性脳タイプ、男性でも女性脳タイプがいる。
『男性脳の特徴としては、
・右脳の発達が早い
・一度に1つのことしかできない
・理論や正論が好き
・人の話が聴けない
・システム化が得意
女性脳の特徴としては、
・左右の脳が均等に発達
・同時にいくつものことができる
・しゃべることで情報を整理する
・共感化、小さな変化に敏感
女性社員のモチベーションを上げるためには、
・とにかく共感を得てもらうよう根気よく傾聴する
・女性は正論や説得は求めていない。共感が同情にならないよう注意
・正論や理詰めでいかない
・安心感を与える
・相手のことを深く知ってもらう
・根気よく目標意識を共有する
・途中途中で「木」を見せつつ、最後に「森(目標)」を見せる。
・プロセスを重視してあげる』
科学的にみても、女性脳と男性脳の特徴や違いはあるようだ。
今の時代、「女性は…」「男性は…」といったように「女性」や「男性」を主語にすると、差別的な思考・発言につながりやすい。せめて「女性脳の人は…」とか「男性脳の人は…」といった表現の方がよいと思う。