先日、久しぶりにビリヤード場に行った。
30代の頃は、よく(と言っても週1~2回ほど)ビリヤード場に通っていた。
プロが在籍していて、時々手ほどきを受けたり、他の人と撞いたり、ごくたまに試合に出てみたり。それなりに夢中でやっていた。
独立してからはめったに行かなくなったのだが、クライアント(このビリヤード場の元オーナー)からビリヤード場が近々移転するという話を聞き、マイキューを取りに行くことになったのだ(飲み屋で言う「マイボトル」みたいなもの)。でせっかくなので、久しぶりに一緒に撞こうという話に。
約1年ぶりということもあって、最初はなかなか「勘」が働かない(いや、元々働かないか…)。プレイしていくうちに、多少調子が出るも安定しない。
そんな時、クライアントに腕の振り(支点となる肘の動き)について指摘された。キューで手玉を突く前に、肘が動いて下がっていたのだ。それによりキュー先が下からえぐるように出るため、撞点が不安定なり、結果、思うような手玉の動きにならない。力やスピードも手玉にうまく伝わらない。このわずかな乱れが全てを狂わす。
手玉を撞くまでは、肘より上は絶対に動かしてはいけない。これはビリヤードの鉄則。その鉄則をすっかり忘れていたのだ。
それ以外も色々指摘を受けたのだが(笑)、そのかいもあり、少しずつ調子を取り戻していった。
何事も基本が大切で、時間が経てば人は忘れてしまうものだなと、教訓を得て家路についたのであった。(またビリヤード始めようかな…)