仕事の原点

先日、ある製造業のクライアントの社長から相談を受け伺ったときのこと。

普段、そのクライアントへ訪問した際は、人事総務や現場町の方が対応していただくため、社長とまともに話をするのは久しぶり。

 

相談が一通り終わって帰り際、何か見たこともないものが部屋の入口に飾ってあったため、社長に伺うと、それは社長自ら発案した商品(の一部)とのこと。

社長が自らアイデアを出し、製図を書いて商品化したそうで、それだけでも驚いたのだが、更に特許まで取ってしまうとは。

社長は普段、社員に何かアイデアがあればどんどん出すよう促しているが、なかなか出てこないという。「自分のアイデアを形にできるのが製造業。もっと仕事って楽しいものだよって知ってもらいたい」という気持ちがひしひしと伝わってきた。

仕事に対する社長の気持ちや熱意というものを初めて知った。

 

 

僕は以前から、「仕事とは創造すること」だと思っている。またそれが醍醐味でもある。

創造力が特段必要とされない仕事や創造力を発揮することなくただ決められた通りにやるのは、それは仕事と言うより「作業」だ。

 

仕事をやりがいのある楽しいものにするか、単なる作業にするか。それは結局は自分次第。

仕事の原点を思い返される社長とのやりとりだった。


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