日本人って、つくづくルールを作れない人種だと思う。
例えば、新型コロナの飲食店の営業時間の基準とか、オリンピックのやるやらないの基準とか。
結局この一年なんの進歩もなく同じ議論を繰り返している。(もういい加減終わりにしてくれ!)
結局オリンピックは、政府はやる・やらないの明確な基準を示さないままやる一択のようだ。まるで負け戦と分かっていても後に引けず、結果多くの犠牲を出した大東亜戦争の日本軍のようで怖い。(名著「失敗の本質」を思い出す)
基準やルールを決められないのは何も政府だけでない。企業も然りだ。
例えば、能力不足の社員の賃金を下げたいとか、契約更新時に賃金を下げたいといった相談は以前からよくあるが、そのような会社のほとんどが社内の賃金ルールが不明瞭だ。評価もまともにやっていない。
そんなときは、賃金制度や評価制度を導入を提案する。正直、それで半分は解決する。
あとはルールに従って客観的にジャッジすればいいだけだ。
ルールが自分たちを縛ることになると思うのか、どうも立場が上の人ほど、ルールや基準を明確化することを嫌う人が多い。
でもそれは逆で、ルールが自分たちを楽にする。ルールは絶対ではないので、変えたければ後で変えればいい。野球だってルールは時々変わる。ルールがないから悩むのであって、その時間は無駄でしかない。
ルールを示せ!